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量子技術イノベーション研究分野

量子技術基盤研究

掲載日:2023年11月30日更新
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Mission

量子技術で実現する超スマート社会

量子技術基盤研究では、量子コンピューティング、量子通信・量子センシング等の技術の確立を目指し、それに不可欠な量子マテリアル・デバイスの研究開発を行い、量子技術基盤を確立するとともに、最先端光技術との融合による新たな量子機能創製に向けた研究開発を推進します。また、世界最先端の量子マテリアルの安定供給基盤を構築し、幅広い分野における実用化・社会実装を促進します。

中核研究所▶ 高崎量子応用研究所関西光量子科学研究所
関連研究所▶ 次世代放射光施設整備開発センター量子生命科学研究所

量子技術基盤拠点

イオンビーム、電子線、レーザー、放射光等の多様な量子ビーム施設群と先端的な量子ビーム技術を有する強みを活かし、高度な量子機能を発揮する量子マテリアル・デバイスの創製等に係る先導的研究開発やそれらの安定供給基盤の構築に取り組んでいます。ここで生み出された量子マテリアル・デバイス技術を基盤にして、量子コンピューティング、量子センシング、量子通信・情報デバイスの開発・産業応用を推し進め、Society 5.0と呼ばれる経済・社会・環境が調和する未来社会の実現に結び付けていきます。

量子技術基盤拠点

量子技術( Quantum Technology)
原子や電子といった微細な世界での極小の粒子である量子の振る舞いを利用する技術のことです。量子コンピュータや高感度な量子計測・センシング、高セキュリティの量子ネットワークなどに応用され、医療、材料製造、金融、エネルギー、交通など様々な分野での発展が期待されています。

量子マテリアル・デバイスの創製と供給基盤の構築

NVC作製

先端的な量子ビーム技術を活用して、ダイヤモンドNVセンター等の固体スピン量子ビット、単一光子源として利用可能な量子マテリアルやこれを用いた量子センサ、量子中継器等の量子デバイスの創製技術を開発するとともに、高品質かつ高性能な量子マテリアル・デバイスの安定的な供給や利用環境の整備を行い、産学官における量子技術の利活用や実用化を推進します。

最先端レーザー技術の開発と量子マテリアル・デバイス技術との融合

極短パルスレーザー

極短パルスレーザー等の光技術と量子マテリアル・デバイス技術の融合を進め、光制御による超高速・低損失スピンフォトニックデバイスの実現を目指し、極短パルスレーザーや量子状態計測・制御技術の研究開発を遂行します。光による量子機能操作で重要な超高速ダイナミクス研究では、理論やシミュレーション技術により、超高速現象を理解してその物理機構を明らかにし、この知見を革新的な量子マテリアル・デバイスの創製や量子生命科学の学理探究に活用します。

 

次世代を担う量子技術人材の育成・確保

量子機能センター

当該拠点で開発された量子技術のシームレスな社会実装を実現するため、産学官の研究者・技術者を積極的に受け入れ、産学協創オープンラボ設置のテストベッドを活用した研修・実習や量子マテリアル・デバイス等の研究開発・産業応用への参画等を通して、将来の量子技術分野を開拓し国際競争力強化の要となる量子技術人材の育成・確保に貢献します。