Mission
量子の目と手で挑む「生命とは何か」の解明
量子生命科学研究では、量子計測技術の活用ならびに量子論的観点からの生命現象解明に向けた研究開発を進め、医療・創薬分野における応用研究の推進と併せ、人類究極の問い「生命とは何か」の解明につながる新しい学術分野を開拓します。
中核研究所▶ 量子生命科学研究所
関連研究所▶ 次世代放射光施設整備開発センター、高崎量子応用研究所、関西光量子科学研究所、量子医科学研究所、放射線医学研究所
量子生命拠点
生命現象の量子論的解明・模倣
生体分子の機能発現のメカニズムを理解する
量子コヒーレンス計測技術開発による光合成・磁気受容等の生体内における量子効果の解析と生体分子の量子レベル構造解析、生体分子の機能を応用した創薬・バイオ生産への貢献、バイオミメティクス(生物模倣技術)に向けた研究開発を進めます。
生体ナノ量子センサ
ナノ量子センサで細胞の異常検知
ナノサイズのダイヤモンド結晶中の量子(NVセンター)による生きたままの細胞内部の温度やpHなどのリアルタイムかつ精密計測を通じた、免疫・再生医療・脳神経・がんなどの複雑な生命現象の解明に取り組みます。
量子技術を用いた超高感度MRI / NMR
核スピンの向きを揃え超高感度MRI を実現
薬剤が発するMRI信号を万倍以上増強する「超偏極技術」の実現により、がんや認知症等において体内で生じる代謝(生理的な化学変化)の変化を画像として追跡し、超早期診断のための研究開発を進めます。
産学官で一気通貫の取組み
企業・大学・外部研究機関などに広く開かれた「量子生命拠点」として、基礎研究から技術実証、オープンイノベーション、知的財産管理、人材育成等に至るまで産学官で一気通貫に取り組みます。
研究活動の中心
研究活動の中心となる量子生命科学研究所。最先端の量子計測・センシング技術と生命科学実験施設を兼備しています。