核融合エネルギーフォーラム

趣旨

掲載日:2024年4月12日更新
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「核融合エネルギーフォーラム」趣意書

平成19年10月18日

人類社会の持続的な発展を図るために、地球環境に調和し、安全性が高く、長期の安定供給ができるエネルギーの実現を目指して、核融合研究開発が世界規模で進められている。我が国は世界における核融合研究開発の主要な役割をこれまでにも果たして来たが、今後も21世紀の国際社会の一員として、この課題に積極的に取り組み、主導的役割を担うことが強く要望されている。
とりわけ、燃焼実験炉の早期実現は、核融合エネルギー開発にとって重要なステップとなる。このため我が国は、国際熱核融合実験炉(ITER)計画を核融合開発の一つの中核的存在と位置づけて国際協力によりその実現を目指し、また、将来の原型炉建設に向けた幅広いアプローチ(BA)を日欧協力により進めようとしている。このような状況に対応するには、我が国の核融合研究開発に直接携わる者のみならず幅広い各界を含めた方々の一層の理解と支援が必要であるとの考えに立ち、核融合エネルギーフォーラムを設立した。

1.目的
本フォーラムは、大学、研究機関、産業界などの研究者・技術者並びに各界の有識者などの参加を広く求め、核融合エネルギーの実現に向けた研究・技術開発の促進を支援することを目的とする。
2.活動内容
  • 核融合エネルギー実現の促進に向けた核融合研究開発の支援を図る。
  • ITER計画への参加、及びITER計画に関連して研究開発を推進するための課題や構想、幅広いアプローチ(BA)等に関する活動に当面の重点を置く。
  • 情報交換や討議を行う場を提供し、その活動に関わる情報を広く各界に発信することにより、各界の理解を深めるとともに国の施策への貢献を図る。
  • 若手研究者・技術者の優れた成果や優れた成果が見込まれる研究開発活動を顕彰する。
3.組織
  • 本フォーラムは、その趣意に賛同する会員によって構成される。
  • 本フォーラムに運営会議を置く。運営会議はフォーラム活動を総括する。
  • 本フォーラムに顧問若干名を置く。顧問は、運営会議に対して助言を行う。
  • 運営会議の下に調整委員会を置く。調整委員会はフォーラム活動推進に係わる企画・調整を行う。
  • 運営会議の下にITER・BA技術推進委員会を置く。ITER・BA技術推進委員会は、ITER計画や幅広いアプローチ(BA)に関する技術的な諸課題などへの機動的な対応などを行う。
  • 本フォーラムに事務局を置く。事務局は、本フォーラムの庶務を行う。

以上


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