高強度レーザー
関西光科学研究所の木津地区の主要なレーザーには、
高輝度超短パルスという特徴を持つJ-KARENレーザー、
X線領域で発振するプラズマ軟X線レーザー、
高繰り返し高平均出力のQUADRA-Tレーザーがあります。
これらのレーザーは、共同研究や施設共用を通じて様々な研究開発に活用されています。
J-KAREN-Pレーザー
- 装置概要
世界トップクラスの極短パルス超高強度レーザーです。
30Jのレーザーエネルギーを30 フェムト秒(1フェムトは1000兆分の1)の時間に閉じ込めることにより1000兆ワットの超高強度を実現します。(強力な励起レーザーの光で緑色に光っています。) - 装置写真
- 性能
- 照射エネルギー:30J/pulse
- コントラスト比:10-12
- 波長:800nm
- 繰り返し:0.1Hz
- パルス幅:30フェムト秒
- 集光強度:1022W/cm2
プラットフォームレーザー(未来社会創造事業)
- 装置概要
# 整備中
QUADRA-Tレーザー
- 装置概要
1秒間に3,000発のレーザーパルスが繰り出せる高平均出力ピコ秒パルスレーザーです。
高強度テラヘルツパルス光源の励起レーザーとして利用します。 - 装置写真
- 性能
- 照射エネルギー:10mJ/pulse
- 波長:1μm
- 繰り返し:3kHz
- パルス幅:1ピコ秒
共同研究
関西光科学研究所では、外部の方々との共同研究を行っています。
先進的なレーザー装置や放射光装置を使った学術研究・産業技術開発の提案を受け付けています。
(原則として成果を公開していただきます。)
施設共用
関西光科学研究所の保有する先端的研究施設を外部の方々にご利用いただくため、『施設共用制度』を設けています。
この制度では、外部利用者自らの研究開発や産業利用など、目的に合わせて有償でご利用いただくことができ、施設利用に係わる研究課題を年2回募集しています。
(一般産業利用や一部施設については随時受け付けています。)
播磨地区においては、文部科学省ナノテクノロジープラットフォーム事業(微細構造解析プラットフォーム)を受託し、SPring-8専用ビームラインを利用した研究支援を行っています。施設共用の枠組みで利用可能です。