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2016年7月19日(火曜日)
ブラノフ研究員がハンス・アルヴェーン賞を受賞
関西研のセルゲイ・ブラノフ 研究員が、欧州物理学会で2016年のハンス・アルヴェーン賞を受賞しました。この賞は、高温プラズマ物理研究における大型次世代装置の開発への実験的、理論的貢献をした者に与えられます。
ブラノフ 研究員は、飛翔鏡法によりレーザー光の集光強度を飛躍的に高めて量子電磁力学の臨界強度を達成する提案や、レーザーの輻射圧によって相対論的イオンを数GeVの高エネルギーまで効率的に加速する機序を示しました。また、レーザーで加速したイオンを用いるハドロン治療のコンセプトを提案しました。本受賞はこれらの功績が認められたものです。
7月4日にベルギーにて受賞式が執り行われ、受賞記念講演を行いました。