第61回 JT-60SAの現状
こんにちは!
COVID-19で那珂研の見学はお休み中ですが、代わりに今のJT-60SAをレポートします!
JT-60SA本体(模型の緑色の部分まで)は、2020年3月に予定通り完成しました。
いまは、2020年秋の運転開始に向けて、周辺機器の配線、配管などを接続しています。

まずはJT-60SAの中央制御室。

ブラウン管のモニターやいろんなスイッチが並んでいた旧JT-60時代の制御室からガラッと様変わりしました!
こちらは中央制御室のメインモニター。運転開始までのカウントダウンや、行程の進捗が表示されます。
外国との協力がJT-60SAの特徴なので、メインモニターは全部英語表記です。

右は運転が開始されたときのデモ画面。装置内部の映像と、プラズマや磁力線の状態を測定した画像が一緒に表示されます。高温のプラズマは無色透明になるので、このような間接観測が行われます。
さて、JT-60SA本体室。
現在の姿がこちらですどーん!

下半分が青白く光ってて(作業用の照明です)、超カッコいいですね!

上から見るとこんな感じ。足場や各種機材にほとんど埋もれてしまいましたが、右半分がJT-60SA本体です。
JT-60SAの運転開始は今秋予定。フランスに建設中のITER計画と合わせて、原型炉(発電実証用核融合炉)に必要なデータを集めます!
写真集

冷却用ヘリウム配管

なんかの配線

真空排気設備とその周辺

中性粒子ビーム入射加熱装置とその接続先(ポート)

上から…

下から…

装置の足元をぐるっと一周

見学受付再開まで、もう少しお待ちください♪
