1.発生日時:
令和 8 年 8 月 13 日(木)19 時 20 分頃
2.発生場所:
国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 千葉地区
ポジトロン棟 地下排水貯留室(放射線管理区域)
3.発生状況 :
令和 8 年 8 月 13 日(木)に発生した線状降水帯による豪雨により、ポジトロン棟地下排水貯留室(放射線管理区域)前ドライエリアの排水能力を超える降雨を受け、貯留室の入口扉が水没する程度まで雨水がたまり、水圧で開いた扉を通じて内部に雨水が流入したことが確認された。8 月 14 日夜時点で現場が水没しているため室内の状況は直接確認できていないが、貯留室内のRI排水受槽タンク(同棟において実験に使用した放射性物質の廃液を貯留するもの)が水没したことが推定されることから、RI排水受槽タンクの上部点検ハッチの隙間を通じて放射性廃液の一部が施設外に漏洩し、雨水と共に一般排水に排出された可能性が否定できない。ただし、RI排水受槽タンク内に 8 月 13 日時点で貯留されていたRIの残存放射能を使用記録から算出した結果、排出濃度基準値以下であったことから、本件による環境への影響はないと結論している。なお、8月14日にドライエリアの水を採取分析し、放射性物質が検出濃度限度以下であり、排出濃度基準値以下であることを確認しており、今後の拡大の恐れはない。
4.時系列
8月 13 日(木)
19:20 ポジトロン棟にて火災報知器が発報。
19:35 守衛が火災は発生していないことを確認。
20:11 安全管理担当職員がポジトロン棟に到着。火災報知機の点検中に地下が水没していることを発見。
8月 14 日(金)
9:00 頃 RI排水受槽タンクの構造を書面で確認したところ、上部点検ハッチが完全に水没しているとすれば、RI廃水の漏洩の可能性があると想定。
10:00 頃 該当施設周辺の空間線量率を測定し、自然放射線レベルであることを確認。タンク外の浸水水中の放射能濃度を測定するためサンプルを採取。
13:04 頃 原子力規制庁へ第 1 報報告
13:17 頃 文部科学省へ第 1 報報告
14:23 頃 千葉県及び千葉市に第 1 報報告
15:00 頃 浸水水中の放射能濃度が検出限界以下であることを確認。
16:00 頃 RI排水受槽タンク内に 8 月 13 日時点で貯留されていたRIの残存放射能が排出濃度基準値以下であったことを使用記録から算出
5.環境への影響:
本件による環境への影響はない。
6.添付資料 [PDFファイル/607KB]
1:量子科学技術研究開発機構千葉地区配置図
2:ポジトロン棟 地下平面図
3:排水貯留室入口扉の状況写真
