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量子生命・医学部門

ゼルドビッチメダルを受賞しました

掲載日:2018年12月26日更新
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 放射線医学総合研究所 計測・線量評価部放射線計測技術開発チームの小平 聡主任研究員が国際宇宙空間研究委員会(COSPAR)におけるZeldovich Medals(ゼルドビッチメダル)(COSPAR外部サイト)を受賞しました。この賞は、宇宙科学を8つの研究分野に分け、各分野で優秀な業績を上げた若手研究者(2年毎に1名ずつ)に授与されるものです。小平主任研究員は、国際宇宙ステーションにおける宇宙放射線計測技術の開発研究を、ロシア生物医学問題研究所やドイツ航空宇宙センター等と国際連携しながら進めています。
 その成果として、宇宙放射線被ばく線量の大幅な低減法を実証(2013プレスリリース)し、宇宙滞在中の宇宙飛行士に対する安全性向上等への取り組みに寄与しているほか、これまで実験的評価が難しかった宇宙放射線が二次的に作り出す放射線の線量評価法の開発や、イオントラック構造による生物影響を定量的に評価できる計測技術の開発を進めており、今回はこれらの成果が認められたもので、「Scientific Commission-F:生命科学」分野での受賞となりました。

小平聡主任研究員の写真
図1 メダルを手にした小平聡主任研究員