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UNSCEAR報告書の日本語版を2月13日から有償頒布

掲載日:2018年12月26日更新
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報道関係者の皆様へお知らせ
UNSCEAR報告書の日本語版を2月13日から有償頒布
~日本の放射線影響研究と防護研究の促進のために~

2012年2月8日
独立行政法人放射線医学総合研究所

概要

独立行政法人放射線医学総合研究所(理事長:米倉義晴、以下、放医研)は、原子放射線の影響に関する国連科学委員会(以下、UNSCEAR)の2006年報告書第1巻・第2巻及び2008年報告書第1巻の日本語版を2月13日から有償頒布します。

 UNSCEARは、放射線の影響に関する情報収集などを目的として国連に設置されている委員会で、その報告書は、放射線防護の国際的な基準の制定に重要な科学的知見を提供しています。

 これまでの主要な報告書の日本語版は、放医研の監訳として出版社から刊行されてきましたが、放医研は、放射線防護に対する世界的な取り組みや国内の放射線影響・防護研究の推進に貢献することを目的に、国連と正式に契約し、日本語版(計3冊)を有償頒布することになりました。なお2008年版第2巻については、国連に対して翻訳許可申請中です。

書籍概要

書名: 放射線の影響 原子放射線の影響に関する国連科学委員会
UNSCEAR2006年報告書[日本語版] 第1巻、第2巻
体裁: A4版(第1巻 390ページ、第2巻 350ページ)
価格: 6500円(第1巻と第2巻セットで。分売不可。本体価格)
監訳・発行: 独立行政法人放射線医学総合研究所
内容: 第1巻
  • 原子放射線の影響に関する国連科学委員会による総会への報告書
  • 附属書A「放射線とがんの疫学研究」
  • 附属書B「放射線被ばく後の心血管疾患およびその他の非がん疾患の疫学的評価」
第2巻
  • 附属書C「電離放射線被ばくによる非標的効果と遅発性効果」
  • 附属書D「電離放射線の免疫系への影響」
  • 附属書E「住居と職場におけるラドンの線源からの影響までの評価」
書名: 放射線の影響 原子放射線の影響に関する国連科学委員会
UNSCEAR2008年報告書[日本語版] 第1巻
体裁: A4版(476ページ)、CD-ROM1枚
価格: 4000円(本体価格)
監訳・発行: 独立行政法人放射線医学総合研究所
内容:
  • 原子放射線の影響に関する国連科学委員会による総会への報告書
  • 附属書A「医療放射線による被ばく」
  • 附属書B「種々の線源からの公衆と作業者の被ばく」

参考資料

UNSCEAR(原子放射線の影響に関する国連科学委員会)

 UNSCEARは、1955年に人体と環境への放射線の影響に関する情報の収集と知識の普及を目的に、国連総会の下に設置され、日本は国際連合に加盟する前に、この組織に加盟しました。現在27カ国が加盟しております。

 UNSCEARの報告書は、1958年に初めて刊行した後、数年ごとに放射線・放射能の環境中の分布から人体影響までに至る包括的なテーマを扱っています。

 これらの内容は、国際放射線防護委員会(ICRP)や国際原子力機関(IAEA)の国際基本安全基準(BSS)など放射線防護の安全基準を制定する上に重要な科学的知見を提供しています。

 加盟国:アルゼンチン、オーストラリア、ベラルーシ、ベルギー、ブラジル、力ナダ、中国、エジプト、フィンランド、フランス、ドイツ、インド、インドネシア、日本、メキシコ、パキスタン、ペルー、ポーランド、韓国、ロシア、スロバキア、スペイン、スーダン、スウェーデン、ウクライナ、英国、米国

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独立行政法人 放射線医学総合研究所 研究基盤センター 情報基盤部 科学情報課
Tel:043-206-3485
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