QST環境放射能研究ワ-クショップ
福島に関連する放射性核種の計測技術開発と環境放射線研究の今後の展開
QSTではこれまで福島における環境放射能に関連した調査研究を県医大に設置された環境動態調査部門の環境動態解析センター棟で、放射線医学研究所福島研究分室が主導する福島基金事業を中心に行ってきました。基金事業が本年度で終了し、来年度からはQSTでは新規の中長期計画も開始されます。本ワークショップではこれまでの福島関連でQSTが行ってきた研究成果を踏まえて、環境関連の放射能計測や放射線に関する調査研究の今後の展開を、他機関の専門家の方と集中的に議論します。
また令和5年度からは浜通り研究教育拠点が始動し、福島で多くの新たな研究課題の取り組みが計画されている中、QSTや他の研究機関がどのように福島での環境関連の放射能計測や放射線に関する調査研究に連携して行くかの展望などの討論を行います。
概要
| 日時 | 2022年8月3日(水)13時00分から17時00分まで | 
|---|---|
| 会場 | WebexによるWEB開催 (事前登録制) | 
| 主催 | 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構(QST) 放射線医学研究所 | 
| 後援 | 公立大学法人福島県立医科大学 | 
| 参加費 | 無料 | 
| 対象 | 研究者等の専門家向け(一般の方も視聴頂けます) | 
| 申込 | 事前申込が必要となります。下記のフォーム、またはQRコードよりお申込みください。 ご登録頂いた個人情報は当ワークショップの運営のみに使用いたします。 
 <ご参加に際してのお願い> 開催中に撮影した写真や記録等は、報告書および広報資料として使用させていただく場合があります。あらかじめご了承ください。 | 
| お問合せ | 量子科学技術研究開発機構 量子生命・医学部門 放射線医学研究所 福島再生支援研究部 〒263-8555 千葉市稲毛区穴川4-9-1 TEL: 043-206-3056 E-mail: kankyo-ws@qst.go.jp | 
| ダウンロード | 環境放射能研究ワークショップ 福島に関連する放射性核種の計測技術開発と環境放射能研究の今後の展開チラシ [PDFファイル/367KB] | 
プログラム(敬称略)
司会:QST 福島再生支援研究部 青野 辰雄
座長:福島県立医科大/石川 徹夫、 QST/中島 徹夫
| 13時00分 | 開会挨拶 | QST理事 茅野 政道 | 
| 13時5分から13時10分 | 趣旨説明 | QST福島再生支援研究部 中島 徹夫 | 
| (1) 環境放射能計測- Sr-90の計測法に関して | ||
| 13時10分から13時30分 | ICP-MSを用いたSr-90分析法の開発-耳石のSr-90測定を目指して- | 小荒井 一真 (JAEA) | 
| 13時30分から13時50分 | 表面電離型質量分析装置を用いたSr-90の迅速分析法と福島土壌試料への応用 | サフー クマール (QST) | 
| (2) 環境放射能計測-アクチノイドの計測法に関して | ||
| 13時50分から14時10分 | 加速器質量分析による環境中のアクチノイド測定とその応用 | 坂口 綾 (筑波大学) | 
| 14時10分から14時30分 | 質量分析法によるアクチノイド核種の超高感度分析と環境動態解析への応用 | 鄭 建 (QST) | 
| 14時30分から14時50分 | 環境放射能計測に関しての質疑 | 
 | 
| (3) 環境生物―魚類 | ||
| 15時から15時20分 | なぜ肉食魚はセシウムを蓄積しやすいのか? | 石井 伸昌(QST) | 
| 15時20分から15時40分 | 福島県における淡水魚と食物網への放射性セシウム移行について | 林 誠二 (国立環境研) | 
| (4) 環境生物―植物 | ||
| 15時40分から16時 | 森林樹木の被ばく影響の検証・実態解明に向けたフィールド/実験室研究の連携 | 渡辺 嘉人(QST) | 
| 16時から16時20分 | ゲノムワイドな親子比較による新規突然変異の実測 -シロイヌナズナとスギでの取り組み- | 兼子 伸吾 (福島大学) | 
| 16時20分から16時40分 | 環境生物に関しての質疑 | |
| (5) 総合討論 | ||
| 16時40分から17時 | 総合討論 | |
| 17時 | 閉会挨拶 | 放医研所長 山下 俊一 | 


