QST放射性物質環境動態調査事業報告会
福島における放射性物質の環境動態の調査報告と今後の展望
QSTでは、その前身である放射線医学総合研究所の時より、東日本大震災における福島第一原発事故後の福島に関して、放射線科学研究の面より、復興、再生に関しての貢献を行うことを目的に活動を継続してきました。この研究活動の内、福島県放射線医学研究開発事業として、平成24年度からは放射性物質環境動態調査事業」として「極微量の放射性核種の高精度迅速分析法の確立」、「福島の住民の周辺環境での放射性核種の動態および影響調査」および「住民が将来にわたって受ける線量の評価とその低減化」の調査研究を進め、放射性物質の動態や放射線の影響が住民の周辺環境に与える影響を評価しつつ、周辺環境を通して住民が受ける被ばく線量を評価することを行ってきました。
ここで、これまでの研究調査結果を総括して報告すると共に、令和5年度に発足される福島国際研究教育機構との協力活動を含めて、今後の研究調査活動を発展させていくための課題を検討し、福島の復興、再生のための将来展望を構築する機会とすることを目的として本報告会を開催します。
概要
日時 |
令和5年2月24日(金)10時00分から16時00分 |
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会場 |
会場参加とオンライン参加のハイブリッド形式(事前登録制) |
主催 |
国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構(QST) 放射線医学研究所 |
後援 | 文部科学省、復興庁、福島県、国立大学法人福島県立医科大学、日本放射線影響学会、日本放射化学会 |
参加費 |
無料 |
対象 | どなたでもご参加頂けます |
申込 |
事前登録が必要です。下記URL、またはQRコードよりお申込みください ※誠に勝手ながら、登録情報整理対応等のため、WEB登録は2月22日17時で締切らせて頂きます |
お問合せ |
量子科学技術研究開発機構 量子生命・医学部門 放射線医学研究所 福島再生支援研究部 〒263-8555 千葉市稲毛区穴川4-9-1 TEL: 043-382-4747 E-mail: Fukushima-kikin@qst.go.jp |
ダウンロード | 福島における放射性物質の環境動態の調査報告と今後の展望のチラシ [PDFファイル/1.19MB] |
その他 |
開催中に撮影した写真や記録等は、報告書および広報資料として使用させていただく場合があります。参加にあたっては、あらかじめご了承ください。 感染症対策チェックリスト [PDFファイル/763KB]を掲載していますのでご確認ください。 |
プログラム(敬称略)
10時05分 |
開会挨拶 |
QST理事 茅野 政道 |
10時10分 | 来賓挨拶 |
文部科学省 大臣官房審議官 木村 直人 |
10時15分 | 趣旨説明 | QST福島再生支援研究部 中島 徹夫 |
(1) 放射性物質環境動態調査事業の成果概要について |
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10時20分から10時40分 |
極微量の放射性物資の高精度迅速分析法の確立 |
サフー サラタ クマール (QST福島再生支援研究部) |
〈福島の住民の周辺環境での放射性物質の移行調査〉 | ||
10時40分から11時00分 |
⑴「福島の陸や海の放射性物質の分布や挙動について」 |
青野 辰雄(QST福島再生支援研究部) |
11時00分から11時20分 | ⑵「食品中の放射性物質濃度を推定するための移行パラメータ値」 | 田上 恵子(QST福島再生支援研究部) |
11時20分から11時40分 | ⑶「福島の野生生物の放射線影響について」 | 府馬 正一(QST福島再生支援研究部) |
11時40分から12時00分 | 福島の住民が将来にわたって受ける線量の評価とその低減化 | 矢島 千秋(QST福島再生支援研究部) |
(2)放射性物質環境動態調査事業の成果について |
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10時30分から15時30分 |
ポスター発表 |
オンデマンド |
(3)特別講演 |
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14時00分から14時40分 |
「環境情報の理解と対話を促進する ー3次元地図プロジェクションマッピングの開発ー」 |
国立研究開発法人国立環境研究所 福島地域協働研究拠点 地域環境創生研究室長 五味 馨 |
14時50分から15時40分 | (4)総合討論 | 座長:山下 俊一(放射線医学研究所長) |
15時50分 | 閉会挨拶 | QST量子生命・医学部門長 中野 隆史 |