2021年12月1から3日に、都賀中学校(千葉市)から2年生の生徒2名が職場体験に来所しました。
画像診断技術を用いた認知症の診断・治療法の開発や、体内に取り込んでしまった放射性物質の排出を促進する方法の開発に取り組む研究者、学生や専門家向けの放射線に関する研修や、放射線の安全管理、研究所の広報に携わる職員が、それぞれの分野の仕事を紹介しました。
それらの仕事の一部を体験する目的で、実験に用いる組織標本の作成や、組織標本を染色して観察する実験をしました。研修で使用する新しい素材の検討や、GMサーベイメータを使って放射性物質の付着の有無を調べる検査、広報用ビデオの制作過程の一部も体験しました。
重粒子線がん治療施設や、直径数㎛の非常に細い陽子線マイクロ量子ビームを用いて元素分析や細胞応答を実験する施設も見学しました。
どの体験も初めてのことで戸惑いながらも、一生懸命考えて、丁寧に取り組んでいました。
研究所で働く人や、その仕事に触れたことが、将来に少しでも役立てば幸いです。
実習用の素材さがし
組織標本の染色を体験
組織標本の作成を体験
GMサーベイメータを使って検査
研究者インタビュー動画編集に挑戦
陽子線マイクロ量子ビーム施設を見学