QSTと住友重機械工業株式会社は、より高度な重粒子線がん治療を実現する鍵となるマルチイオン源装置を開発し、2022年5月23日(月曜日)に報道機関向けに完成発表会を開催しました。
発表会では、マルチイオン源装置の特徴として、大幅な小型化やメンテナンスフリー化、複数種のイオンの高速切り替えなどを紹介しました。また、同装置を導入する量子メス実証機(第4世代)をQST千葉地区内に建設し、2026年度からの治療開始と第4世代普及機の社会実装、第5世代機の開発を目指すことなど、量子メス開発計画についても説明しました。
QSTは、「がん死ゼロ健康長寿社会」を実現するため、量子メスの早期の実用化を目指して着実に開発を進めていきます。
記者会見登壇者
(左より、QST:山田滋 QST病院長、白井敏之 量子メスプロジェクトマネージャー、平野俊夫 理事長、
住友重機械工業:下村真司 代表取締役社長CEO、冨永浩之 産業機事業部長、橘 正則 治療機種責任者)