量子医科学研究所 先進核医学基盤研究部の山谷泰賀 次長が、米国核医学会(Society of Nuclear Medicine and Molecular Imaging = SNMMI, 会員数約15,000人)のHal Anger Lectureship Awardを受賞し、シカゴで開催されたSNMMI年次総会において受賞講演を行いました(2023年6月26日)。
この賞は、核医学検査で多用されているガンマカメラの発明者であるHal Anger博士の名を冠しており、核医学・分子イメージング機器の進歩に焦点を当て、2年に1人、受賞者が選ばれます。歴代受賞者には、PETの発明者の1人であるMichael H. Phelps博士(2008年受賞)や、最先端の全身同時撮影PETを含む革新的なPET装置開発に長年携わってきたJoel Karp博士(2011年受賞)やTerry Jones博士 (2019年受賞)らが名を連ねています。
受賞対象の研究課題は、「核医学の可能性を広げる特定用途向けPETシステム」です。受賞理由は以下のように紹介されています。「脳イメージング、小動物イメージング、粒子線照射のビームモニタリングなど、PET機器に関する山谷博士の印象的でユニークな研究は、長年にわたりこの分野に影響を与え、Anger博士のレガシーを具現化しています。」
受賞講演の様子
山谷泰賀 次長(受賞講演後に表彰楯と共に)
関連リンク
- 日本核医学会Hot Topics
山谷泰賀先生 SNMMIのHal Anger Lectureship Award受賞
- SNMMI TVによる受賞インタビュー