2023 STS forum 提供
10月1日から3日、STSフォーラムの第20回年次総会が開催されました。これにあわせ、世界各国の優秀な若手研究者たちが集う「Young Leaders Program」にQSTを代表して、量子生命・医学部門 量子生命科学研究所の石綿整主任研究員が参加しました。
<石綿主任研究員の話>
プログラム参加者とノーベル賞受賞者とが意見交換する特別セッション”Dialogue between Young Leaders and Nobel Laureates”では、ノーベル賞受賞者の方々と貴重なディスカッションをさせていただいたほか、ディスカッションリーダーとして発表する機会をいただき、普段できない経験をさせていただきました。
参加者の一人で2022年に「クリックケミストリー」でノーベル化学賞を受賞したコペンハーゲン大学のモーテン・メルダル教授(写真)とは、研究分野は異なりますが「装置を作ることが好き」という共通点から、たくさんお話をさせていただきました。
メルダル教授からは、
“Concentrate on Science not Ambitions(野心ではなくサイエンスに集中せよ)”
“Courage and Intuition are most important in Science(サイエンスで最も大切なのは、勇気と直観力だ)”
という、今後の研究活動の方向性を後押ししてもらえるような、身に染みる言葉をいただきました。
フォーラムに参加する中で、大変貴重な経験、出会いがあり、有意義な時間を過ごすことができました。
関係者の皆様に心から、感謝申し上げます。ありがとうございました。
※STSフォーラムとは
科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム(STSフォーラム)とは、NPO法人STSフォーラムが主催する科学技術の国際会議です。
人類の叡智を集結し、科学技術を適切にコントロール、発展させていくことを目的に、科学者、政策立案者、ビジネスマン、ジャーナリスト等が一堂に会して、科学技術と社会に関する問題を人類に共通なものとして議論、意見交換するものであり、同種の会合としては最大規模(令和4年は80の国・地域から約1,000人が参加)となります。
(京都市ホームページより抜粋 https://www.city.kyoto.lg.jp/sankan/page/0000316248.html )