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量研について

寄付のご報告と成果(令和4年度)

掲載日:2023年6月2日更新
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寄附のご報告

 QSTでは、皆様からご寄附いただいた寄附金等を「QST未来基金」の枠組みによって、管理・運用いたしております。

 令和4年度は48件、合わせて21,829,223円の寄附金、及び物品(医療用防護服)のご寄附をいただきました。皆様のお気持ちに、あらためて深く感謝申し上げます。

 令和5年4月以降にご寄附いただいた寄附金等につきましても、ご寄附の趣旨を十分尊重し、QSTの研究開発などに役立てるための準備を進めております。
引き続き、QSTの活動にご理解、ご協力、ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。


​基金による活動の成果

令和4年度(令和4年4月1日~令和5年3月31日)にQST未来基金で実施した事業等のうち、3件についてその概要をご紹介いたします。

  1. ​​QST 病院における新型コロナウイルス感染症感染拡大防止策​
  2. 研究活動成果の広報活動に係る器材整備事業
  3. 量子材料の製造プロセスモニタの整備
    ​​

1.QST 病院における新型コロナウイルス感染症感染拡大防止策​

実施部署

量子生命・医学部門 QST病院

概要

 QST病院における新型コロナウイルス感染症拡大防止策に必要な機材等の購入に活用させていただきました。感染症対策として、入院前のPCR検査のための器材の購入、院内各箇所の空気清浄機の更新と拡充を行ったほか、入院患者さん用のパルスオキシメータ―を配備いたしました。​

担当者からのお礼の言葉

  このたびのご寄附に心より感謝を申し上げます。
今回のご支援により、感染症対策を強化して重粒子線がん治療の保険診療等を継続するとともに、千葉県指定の新型コロナ感染症重点医療機関としての役割を果たすことができました。また、QST病院で実施している重粒子線がん治療についても、令和4年度診療報酬改定により保険適用が拡大され、多くの患者さんからのお問合せをいただいているところです。今後も、感染症対策を継続し、重粒子線がん治療を進めて参りますので、今後もご支援のほど宜しくお願い申し上げます。​ 
 

  QST病院1  R4QST病院  QST病院3
 

2.研究活動成果の広報活動に係る器材整備事業

実施部署

量子エネルギー部門 ITERプロジェクト部 超伝導磁石開発グループ​

概要

 ​施設見学会に来場された方や見学で来所された方に対して、ITER計画において超伝導コイルを調達している超伝導磁石開発グループの活動成果がひと目で理解が可能となるような広報活動の事業です。
令和4年度は、使用するポスター掲示用スタンドの更新や小実験用器材の整備などに寄附金を活用させていただきました。​

担当者からのお礼の言葉

 ITER計画広報活動へのご支援をいただき、ありがとうございます。ご寄付により、ポスター掲示用スタンドを購入し、超伝導コイルの調達等を説明するポスターを更新することができました。また、見学者に超伝導という現象を体感してもらうための小実験機材も整備することができました。見学者によりわかりやすい説明をするために役立たせていただきます。​
                           R4エネルギーアウトリーチ
 

3.量子材料の製造プロセスモニタの整備

実施部署

 量子技術基盤研究部門 高崎量子応用研究所 先進ビーム利用施設部​

概要

 高崎量子応用研究所のイオン照射研究施設は、ダイヤモンドNV センターを用いた量子センサー等の量子機能材料開発やエネルギー・環境・バイオ材料開発等の、社会にイノベーションをもたらす研究開発を実施しています。当事業は、この基盤技術であるイオンビーム照射に必要なビームモニター機器の整備を行うことを目的にしています。
 令和4年度は、イオン照射研究施設内の低エネルギーイオン照射チェンバーと中エネルギーイオン照射チェンバーを用いた研究に供するために、モニタ用高感度カメラとアルミナ蛍光板を購入、及びイオンビームモニターの整備に、寄附金を活用させていただきました。​

担当者からのお礼の言葉

 量子材料の製造プロセスモニタの整備へのご支援をいただき、ありがとうございました。ご寄附により、イオン照射研究施設内にある低エネルギーイオン照射チェンバーと中エネルギーイオン照射チェンバーのイオンビームモニターの整備を実施させていただきました。この整備により、イオンビームの調整時間が大幅に短縮され、その分を実験に充てる時間が増え、研究者に大変喜ばれています。この度のご寄附に感謝申し上げます。​
         
              R4技術基盤モニター
       
イオンビームモニター概念図(左)、 高感度カメラ(右上)、アルミナ蛍光板(右下)​


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