トップページ/会員専用/お知らせ/研究紹介/研究成果/外部リンク
高分子材料の機能性を支配する分子のナノスケール構造から相分離などのミクロスケール構造までの高分子階層構造に関する報告は少ないことから、機械学習等の適用が遅れています。そこで、データ数が圧倒的に不足する高分子の階層構造の知見については、文献を収集・整理するとともに、量研が得意とする中性子・X線小角散乱(SANS・SAXS)による量子ビーム解析技術をフルに活用して構造データを蓄積します。また、高分子階層構造を再現するマルチスケールシミュレーションを検討し、量子ビーム解析により得られる構造データを補完するとともに構造データの可視化・数値化を進めます。このように計測とマルチスケールシミュレーションを組み合わせた構造解析プロトコルにより得られた知見を構造と機能に関する予測法の確立に役立てます。