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QSTマテリアル先端リサーチインフラ

QST-ARIMの利用方法

掲載日:2024年1月24日更新
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応募資格

大学、民間企業及び公的研究機関に属する研究者等とします。 学生は課題実施責任者として応募することはできません。

定期募集

QSTは、文部科学省マテリアル先端リサーチインフラ事業のスポーク機関として、また、自主事業(施設共用)として、保有する施設・設備を広範な利用に供しています。 11月頃に次年度上期 (A期) 分の、5月頃に当該年度下期 (B期) 利用分の定期募集を行います。

応募方法

QSTの応募様式に必要事項を記入し、申込先まで電子メールでお送りください。 応募様式等は、ダウンロードしてご利用ください。

国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構
量子技術基盤研究部門 研究企画部(播磨地区)
QST事務局

TEL:0791-58-2641
FAX:0791-58-0311
e-mail: qst_arim[at]qst.go.jp

  1. (1) 応募関係書類
  2. (2) 採択後に提出する書類
  3. (3) 実施期終了後に提出する報告
    • 報告の仕方が決まり次第お知らせします。
  4. (4) 各種変更届
  5. (5) 約款

利用料金

QSTの放射光装置のご利用には、利用料金をお支払いいただきます。 2023年4月に改訂しました。 利用料金の構成は以下の通りです。 なお利用相談は無料です。

利用料金

(1) 取扱手数料

「取扱手数料」は、全ての実施課題1件当たり、9,900円(税抜)をいただきます。

(2) 施設の利用負担金

「施設の利用負担金」は、利用区分ごとに単価が定められています。 利用形態、利用装置による違いはありません。 「施設の利用負担金」は、1シフト(=8時間)を単位に、利用時間に応じて課金されます。

マテリアル先端リサーチインフラ事業では成果非専有利用を支援しています。 ただし課題実施後、必要な成果の公表要件を満たさない場合は、成果専有利用での料金との差額を追徴する場合があります。

「施設の利用負担金」は3年を目処に見直し、改定されます。 利用申請の都度、最新の料金表を本ホームページでご確認ください。

(3) 追加負担金

追加負担金は、利用者のご要望に応じて、特別に費用を必要とする場合にだけ、原則、実費と間接費をいただきます。

追加負担金の主なものは、装置等の操作または運転等の役務の提供や、装置等の操作または運転等の方法、実験試料等の作成方法、実験データ等の解析・共用方法等に関しての技術指導に係る費用や、施設共用に伴い必要となる共用施設以外での施設等の利用、試料の運搬、消耗品の手配などに掛かる費用です。 利用開始時に施設・設備担当者からひと通り装置等の運転方法や安全に係る注意事項等について説明いたしますが、それ以外にQST職員の対応(役務の提供や技術指導)を求める場合は、全て追加負担金として有償になります。 様式1「役務提供、技術指導及び消耗機材等申込書」をご提出ください。

費用は対応時間と実際に担当する職員のクラスにより決定しますので、事前に施設・設備担当者にご確認ください。 これらの費用は、成果公表においてQST職員が共著者として扱われる場合にのみ免除されます。

2023B料金表_ARIM課題

事前打ち合わせ

ご応募の際には、事前に技術的内容およびデータ共用について、ご利用予定の装置のQST担当者と十分お打ち合わせください。

随時受付

定期募集によらない課題でも随時受け付けていますが、緊急性が認められる課題に限ります。 この場合、緊急に実施することの必要性を示した「理由書」(様式自由)を申請書に添えて提出してください。

重複申請

JASRIが募集するSPring-8共用ビームラインの利用課題や他の放射光施設の利用課題などとの重複申請を禁じるものではありませんが、QSTへ申請した課題が採択された後は、正当な理由無く実施をキャンセルすることはご遠慮願います。

課題審査

応募された一般課題は、JAEAとQST合同の課題審査委員会で審査され、採否と利用シフト数が決められます。 応募者に対して事務局から採否および利用シフト数を通知いたします。

ARIM施設共用約款

課題審査に合格し、「ARIM施設共用約款」に同意された場合に研究支援いたします。

民間企業利用者への支援

民間企業利用者の成果非専有利用においては、必要に応じて成果の公表に向けた支援を特別に実施することが可能です。

施設共用申込書・確認書

課題審査に合格後に「施設共用申込書」をご提出いただきます。 その作成の前に「ARIM施設共用約款」と「ARIMデータ登録約款」をご一読ください。 データ登録に同意される場合はデータ登録申請をしていただきます。 また、マテリアル先端リサーチインフラ課題では、「確認書」も合わせてご提出いただきます。 QSTの「研究活動の不正行為防止等に関する取り組み」をご一読の上、「確認書」の作成をお願いします。 その際、個人情報の取り扱いについてもご同意いただきますよう、お願いいたします。 「確認書」は研究代表者のみならず、当該課題の参加者全員が作成し、研究代表者が取りまとめてご提出ください。

採択課題の有効期限

利用課題の有効期間は、募集対象期間の年度半期内のみとします。 ただし装置の故障等により当該期間に実施ができない場合は、次期以降に延期することがあります。

採択課題の実施フロー

採択課題の実施フロー図

注(1)

QST事務局から実験責任者に、QSTマテリアル先端リサーチインフラ課題番号 (JPMXP1223QS00XX) とSPring-8課題番号 (2023B○○○○) を通知します。

注(2)

<専用ビームラインの利用>
はじめに「SPring-8 User Information」の専用ビームラインのページの「専用ビームラインの利用について」をご覧いただき、概要をご確認ください。

<ユーザー登録>
はじめてSPring-8で実験する方はユーザー登録が必要です。「ユーザー登録のページ」から新規登録をしてください。

<利用計画書>
実験責任者は、採択された課題申請書をもとに利用計画書を作成し、SPring-8 UIサイト「マイページ」からオンライン提出してください。
STEP1:「マイページ」にログイン後、「課題申請書を作成・編集する」から「新規作成」を選択してください。
STEP2:成果非専有利用の方は「成果を公開する利用」の「専用ビームライン」を選択してお進みください。
STEP3:基本情報を入力してください。
STEP4:共同実験者を入力してください。
STEP5:安全に関する記述、対策を入力してください。
STEP6:実験の意義、目的を入力してください。
STEP7:実験方法、レイアウトを入力してください。
STEP8:必要であれば画像ファイルを添付してください。
STEP9:入力内容を確認し、よければ提出してください。

  • SPring-8課題番号(下4桁)を使用してください。 (2023B○○○○)
  • 利用計画書の入力締切は、QST事務局からお知らせします。
注(3)

QSTの「ARIM施設共用約款」と「ARIMデータ登録約款」、及び、「研究活動の不正行為防止等に関する取り組み」をお読みいただき、「施設共用申込書」に必要事項を記入・押印し、押印原紙2枚を下記窓口へ提出してください。 「施設共用申込書 」の研究協力者リストに記載したメンバー全員の「確認書」を取りまとめの上、下記窓口へ提出してください。 様式は事前にQST事務局より送付します。

  • 提出締切は、課題実施日の3週間前です。
  • 提出後、承諾書を返送します。

【原紙を郵送提出される場合の提出先】
〒679-5148 兵庫県佐用郡佐用町光都1-1-1
国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構
量子技術基盤研究部門 研究企画部(播磨地区)QST事務局

注(4)

2023年4月1日以降、初めてSPring-8 を利用する方が提出 (送付) する書類で、年度内有効です。 「SPring-8 実験開始までに行う手続きについて」から「外来放射線作業者登録申請書(様式5-1)」をご作成の上ご提出ください。 2022年1月よりWebシステムでの提出が可能になりました。

  • 提出締切は、年度初回来所の10日前です(必着)。

【提出先】
〒679-5198 兵庫県佐用郡佐用町光都1-1-1
(公財)高輝度光科学研究センター 利用推進部 共用推進課

注(5)

ビームタイムの来所の度に、「SPring-8 実験開始までに行う手続きについて」から「利用申込書(様式10)」を選択して、オンライン提出してください。 「試料および薬品等持込申請書(様式9)」は「利用申込書」を提出後に提出してください。 持込物品がある場合は「利用申込書」を提出後に「物品持ち込み申請書(様式8)」を提出してください。 来所時手続き[安全講習、ユーザーカード・個人被ばく線量計の確認(所属機関用)と受け取り (SPring-8用)、研究交流施設の予約等]についてQST事務局より連絡します。

  • 提出締切は、毎回来所の10日前です。
  • 申込書提出後の内容変更は、速やかにQST (harima_kyoyo[at]qst.go.jp) へ連絡してください。
注(6)

研究交流施設の予約時は、残室状況を確認してください。 予約のキャンセルは、チェックイン2日前の16時までです。 これ以降は利用料相当額が徴収されます。

注(7)

実験装置調整等で来所する場合は、「SPring-8 実験開始までに行う手続きについて」で「課題外来所」を選択し、「利用申込書(課題外来所)」をクリックして、提出してください。 「利用申込書(課題外来所)」の提出後に「試料および薬品等持込申請書」を提出してください。 必要に応じて「物品持ち込み申請書」も提出してください。 来所時手続きについてはQST事務局より連絡します。

  • 提出締切は、毎回来所の10日前です。
  • 申込書提出後の内容変更は、速やかにQST事務局 (harima_kyoyo[at]qst.go.jp) へ連絡してください。
注(8)

放射性物質の持込、レーザー機器の利用・持込、高圧ガスの持込については、QST受入担当者に事前連絡・調整の上、必要書類を提出してください。 詳細については、「SPring-8 実験開始までに行う手続きについて」をご覧ください。

  • 提出締切は、毎回来所の最大各サイクルの30日前から2週間前までです。
  • 締切を過ぎると利用できない場合がありますので、十分にご注意ください。
注(9)

QST事務局からの連絡に基づき、来所時手続きをお願いします。 来所の際は、所属機関から配付される個人被ばく線量計を必ず持参し、理研安全管理室(北管理棟)で提示してください(海外機関所属者は対象外です)。 退所時は、ユーザーカード゙・線量計 (SPring-8) を北管理棟へ返却してください。 なお、専用ビームライン利用では、ビームタイム利用報告書(様式12)のオンライン提出は不要です。

研究交流施設について
研究交流施設管理棟のフロントで、チェックイン (16:00–23:30) / チェックアウト (7:00–10:30) を受け付けます。 予約時のチェックイン予定時間を過ぎる場合は、研究交流施設管理棟フロントまでご連絡ください。 23:30までに連絡がない場合は、チェックインできないことがありますので必ずご連絡ください。

研究交流施設キャンセルポリシー
研究交流施設フロント:0791-58-0933 (内線: 8181, 8182)
予定が変更となった場合は、速やかにQST事務局へご連絡ください。 予約のキャンセルは、チェックイン2日前の16時までです。 これ以降は利用料相当額が徴収されますのでご注意ください。
QST事務局 (harima_kyoyo[at]qst.go.jp)

注(10)

課題実施後、利用料金(手数料を含む)請求書を送付しますので、指定口座へお振込ください。

  • 利用料金は1シフト (8時間) 単位で換算します。8時間未満のダウンタイムの場合、1シフト使用と見なします。
  • 請求明細書 (内訳書) がご入用の場合は、別途QST事務局へお申し付けください。
注(11)

「利用課題実験報告書」を実施期終了後60日以内にオンライン提出してください。 SPring-8 User Informationのこちらのページ より「利用課題実験報告書」を選択して入力してください。

  • 課題番号は、SPring-8課題番号 (2023B○○○○) を使用してください。
注(12)

利用報告をしていただきます。 報告方法と期日は決定次第お知らせいたします。

注(13)

<謝辞の例>
本研究(の一部)は文部科学省委託事業マテリアル先端リサーチインフラ課題(課題番号:JPMXP1223QS00XX)としてQSTマテリアル先端リサーチインフラの支援を受けて実施しました。 また、文部科学省委託事業ナノテクノロジープラットフォーム課題(JPMXP09A21QS○○○○)の成果も含みます。 放射光実験は、高輝度光科学研究センターの承認のもと、SPring-8のQST(JAEA)ビームラインBL○○○○でQSTの装置を用いて行われました(SPring-8課題番号2023B○○○○)。 QSTのA博士の〇〇〇〇○○○○に関する支援には深く感謝いたします。

注(14)

施設利用年度の翌年度の4月1日から起算して2年以内(2023B期の実験の場合、2026年3月31日まで)に、以下いずれかの成果の公表を行い、QSTが定める様式によりQSTへ通知してください。
原著論文、総説、プロシーディングス、書籍、雑誌、社内報(社外公開のみ)、学会、研究会、セミナー、シンポジウム、講演会、報告会、プレス発表、特許出願等

注(15)

実施期終了後3年以内 (2023B期の実験の場合、2027年3月31日まで) に、SPring-8課題番号、および、マテリアル先端リサーチインフラ課題番号を明記して、以下いずれかの成果の公表を行い、研究成果データベースにオンライン登録 (SPring-8 User Informationのこちらのページを参照) してください。

  1. 査読付き論文(査読付きプロシーディングス、博士学位論文を含む)
  2. SPring-8/SACLA 利用研究成果集
  3. SPring-8/SACLA 成果審査委員会が認めた公開技術報告書

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