現在地
Home > QSTマテリアル先端リサーチインフラ > QST-ARIMの利用方法

QSTマテリアル先端リサーチインフラ

QST-ARIMの利用方法

掲載日:2024年11月15日更新
印刷用ページを表示

応募資格

大学、民間企業及び公的研究機関に属する研究者等とします。 学生は課題実施責任者として応募することはできません。

定期募集

QSTは、文部科学省マテリアル先端リサーチインフラ事業のスポーク機関として、また、自主事業(施設供用)として、保有する施設・設備を広範な利用に供しています。 11月頃に次年度上期 (A期) 分の、5月頃に当該年度下期 (B期) 利用分の定期募集を行います。

応募方法

QSTの応募様式に必要事項を記入し、申込先まで電子メールでお送りください。 応募様式等は、ダウンロードしてご利用ください。

国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構
経営企画部 第1研究企画室(播磨地区)
QST事務局

TEL:0791-58-2641
FAX:0791-58-0311
e-mail: qst_arim[at]qst.go.jp

  1. (1) 応募関係書類(2025A課題応募用)
  2. (2) 採択後に提出する書類
  3. (3) 実施期終了後に提出する報告
    • 報告の仕方が決まり次第お知らせします。
  4. (4) 各種変更届
  5. (5) 約款

利用料金

QSTの放射光装置のご利用には、利用料金をお支払いいただきます。 2023年4月に改訂しました。 利用料金の構成は以下の通りです。 なお利用相談は無料です。

利用料金

(1) 取扱手数料

「取扱手数料」は、全ての実施課題1件当たり、9,900円(税抜)をいただきます。

(2) 施設の利用負担金

「施設の利用負担金」は、利用区分ごとに単価が定められています。 利用形態、利用装置による違いはありません。 「施設の利用負担金」は、1シフト(=8時間)を単位に、利用時間に応じて課金されます。

マテリアル先端リサーチインフラ事業では成果非専有利用を支援しています。 ただし課題実施後、必要な成果の公表要件を満たさない場合は、成果専有利用での料金との差額を追徴する場合があります。

「施設の利用負担金」は3年を目処に見直し、改定されます。 利用申請の都度、最新の料金表を本ホームページでご確認ください。

(3) 追加負担金

追加負担金は、利用者のご要望に応じて、特別に費用を必要とする場合にだけ、原則、実費と間接費をいただきます。

追加負担金の主なものは、装置等の操作または運転等の役務の提供や、装置等の操作または運転等の方法、実験試料等の作成方法、実験データ等の解析・供用方法等に関しての技術指導に係る費用や、施設供用に伴い必要となる供用施設以外での施設等の利用、試料の運搬、消耗品の手配などに掛かる費用です。 利用開始時に施設・設備担当者からひと通り装置等の運転方法や安全に係る注意事項等について説明いたしますが、それ以外にQST職員の対応(役務の提供や技術指導)を求める場合は、全て追加負担金として有償になります。 様式1「役務提供、技術指導及び消耗機材等申込書」をご提出ください。

費用は対応時間と実際に担当する職員のクラスにより決定しますので、事前に施設・設備担当者にご確認ください。 これらの費用は、成果公表においてQST職員が共著者として扱われる場合にのみ免除されます。

2024B料金表_ARIM課題

事前打ち合わせ

ご応募の際には、事前に技術的内容およびデータ共用について、ご利用予定の装置のQST担当者と十分お打ち合わせください。

随時受付

定期募集によらない課題でも随時受け付けていますが、緊急性が認められる課題に限ります。 この場合、緊急に実施することの必要性を示した「理由書」(様式自由)を申請書に添えて提出してください。

重複申請

JASRIが募集するSPring-8共用ビームラインの利用課題や他の放射光施設の利用課題などとの重複申請を禁じるものではありませんが、QSTへ申請した課題が採択された後は、正当な理由無く実施をキャンセルすることはご遠慮願います。

課題審査

応募された一般課題は、JAEAとQST合同の課題審査委員会で審査され、採否と利用シフト数が決められます。 応募者に対して事務局から採否および利用シフト数を通知いたします。

ARIM施設供用約款

課題審査に合格し、「ARIM施設供用約款」に同意された場合に研究支援いたします。

民間企業利用者への支援

民間企業利用者の成果非専有利用においては、必要に応じて成果の公表に向けた支援を特別に実施することが可能です。

施設供用申込書・確認書

課題審査に合格後に「施設供用申込書」をご提出いただきます。 その作成の前に「ARIM施設供用約款」と「ARIMデータ登録約款」をご一読ください。 データ登録に同意される場合はデータ登録申請をしていただきます。 また、マテリアル先端リサーチインフラ課題では、「確認書」も合わせてご提出いただきます。 QSTの「研究活動の不正行為防止等に関する取り組み」をご一読の上、「確認書」の作成をお願いします。 その際、個人情報の取り扱いについてもご同意いただきますよう、お願いいたします。 「確認書」は研究代表者のみならず、当該課題の参加者全員が作成し、研究代表者が取りまとめてご提出ください。

採択課題の有効期限

利用課題の有効期間は、募集対象期間の年度半期内のみとします。

採択課題の実施フロー

ARIM課題の実施手続きフロー図

注(1)

【利用計画書の提出】
<専用ビームラインの利用>
はじめに「SPring-8 User Information (SPring-8 UIサイト」の専用ビームラインのページの「専用ビームラインの利用について」をご覧いただき、概要をご確認ください。
<ユーザー登録>
はじめてSPring-8で実験する方はユーザー登録が必要です。「ユーザー登録のページ」から新規登録をしてください。
<利用計画書>
実験責任者は、SPring-8 UIサイト「マイページ」にログインし、「課題申請書を作成・編集する」の「新規作成」に入って利用計画書を作成し、JASRIにオンライン提出してください。成果非専有利用の方は「成果を公開する利用」の「専用ビームライン」を選択し、入力を進めてください。課題番号は、SPring-8課題番号(下4桁)をご使用ください。

注(2)

【施設供用申込書等の提出】
QSTの「マテリアル先端リサーチインフラ事業に係る施設供用約款」、「マテリアル先端リサーチインフラ事業に係る施設供用に関するデータ登録約款」および「研究不正防止等に関する取り組み」をお読みいただき、「施設供用申込書」および「データ登録申請書」(必要な方のみ)に必要事項を記入・押印し、下記窓口へ提出してください。また、「施設供用申込書」の研究協力者リストに記載したメンバー全員の「確認書」を取りまとめのうえ、下記窓口へ提出してください。様式は事前にQST事務局より送付します。
➢ 提出方法は、原紙の郵送、または原紙をスキャンしたPDFの送付としてください。なお、押印を廃止した機関におかれては電子印も受け付けます。
➢ 提出締切は、課題実施日の3週間前です。
➢ 提出後、承諾書を返送します。
【提出先】
〒679-5148 兵庫県佐用郡佐用町光都1-1-1
国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構
経営企画部 第1研究企画室(播磨地区)QST事務局
harima_kyoyo[at]qst.go.jp

注(3)

【放射線作業者登録申請書の提出】
SPring-8を利用される方は、年度ごとに理研播磨地区での放射線業務従事者の登録が必要です。UIサイトにて登録手続きをご確認のうえ、理化学研究所播磨事業所安全管理室ウェブサイトから申請書をご提出ください。
提出締切は、年度初回来所の10日前です。(必着)

注(4)

【放射性物質、レーザー機器、高圧ガスに関する手続き】
放射性物質の持込、レーザー機器の利用・持込、高圧ガスの持込については、QST受入担当者に事前連絡・調整のうえ、必要書類を提出してください。詳細については、SPring-8 UIサイトにて「持ち込み試料・機器」を選択して手続きをご確認ください。
➢ 提出締切は、毎回来所の最大各サイクルの30日前から2週間前までです。
➢ 締切を過ぎると利用できない場合がありますので、十分にご注意ください。

注(5)

【利用申込書・試料および薬品等持込申請書・物品持ち込み届の提出】
ビームタイムの来所の度に、SPring-8 UIサイトから上記3つの書類をオンライン提出してください。「利用申込書」は研究交流施設予約を含む来所の申込書です。実験に参加するQSTスタッフを含め共同実験者全員分についてご入力ください。「利用申込書」提出後に、「試料および薬品等持込申請書」と「物品持ち込み申請書」が提出できるようになります。追って、来所時の手続きについてQST事務局より連絡します。
➢ 提出締切は、毎回来所の10日前です。
書類提出後に変更が生じた場合は、QST (harima_kyoyo[at]qst.go.jp)へご連絡ください。

<研究交流施設について>
研究交流施設の残室状況は、こちらで確認できます。予約のキャンセルは、チェックイン2日前の16 時までです。これ以降は利用料相当額が徴収されます。
キャンセルポリシー

<実験装置調整等で来所する場合>
SPring-8 UIサイトで「課題外来所」を選択し、「利用申込書(課題外来所)PDF」をクリックして、QSTへ提出してください。必要に応じて「試料および薬品等持込申請書」と「物品持ち込み申請書」も添付してください。来所時手続きについてはQST事務局より連絡します。
➢ 提出締切は、毎回来所の10日前です。

注(6)

【来所時の手続き】
QST事務局からの案内に基づき、来所時手続きを行ってください。
<研究交流施設について>
予約時のチェックイン予定時間を大幅に過ぎる場合は、研究交流施設管理棟フロントまでご連絡ください。23:30までに連絡がない場合は、チェックインできないことがありますのでご注意ください。
研究交流施設フロント:0791-58-0933 (内線: 8181, 8182)、ghouse[at]spring8.or.jp
研究交流施設についての情報は、こちらをご覧ください。
【退所時の手続き】
退所時は、ユーザーカードおよび線量計を中央管理棟2Fまたは北管理棟入口の返却箱に返却してください。なお、専用ビームライン利用では、ビームタイム利用報告書(様式12)のオンライン提出は不要です。

注(7)

【利用料金の支払い】
課題実施後、利用料金(手数料を含む)請求書を送付しますので、期限内に指定口座へお振込ください。
➢ 施設利用料にかかる請求書は公印省略で発行します。
➢ 利用料金は1シフト(8時間)単位で換算します。8時間未満のダウンタイムの場合、1シフト使用と見なします。

注(8)

【利用課題実験報告書の提出】
SPring-8 UIサイトより「利用課題実験報告書」を選択して入力してください。課題番号は、SPring-8課題番号を使用してください。
➢ 提出締切は別途お知らせします。

注(9)

【ARIM利用報告書の提出】
利用報告はARIM利用報告書システムからオンラインで提出していただきます。詳細は決定次第お知らせします。

注(10)

【謝辞の例】
本研究(の一部)は文部科学省委託事業マテリアル先端リサーチインフラ課題(課題番号:JPMXP1224QS○○○〇)としてQSTマテリアル先端リサーチインフラの支援を受けて実施しました。また、文部科学省委託事業ナノテクノロジープラットフォーム課題(JPMXP09A21QS○○○〇)の成果も含みます。放射光実験は、高輝度光科学研究センターの承認のもと、SPring-8のQST(JAEA)ビームラインBL○○○○でQSTの装置を用いて行われました(課題番号2024B○○○○)。QSTの○○○○博士の〇〇〇〇○○○○に関する支援には深く感謝いたします。
(A Part of) This work was supported by the QST Advanced Research Infrastructure for Materials and Nanotechnology of the Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology (MEXT), Japan (Grant No. JPMXP1224QS○○○○). And this work contains the results of the Nanotechnology Platform Japan (Grant No. JPMXP09A21QS〇〇〇〇). The synchrotron radiation experiments were performed using a QST experimental station at QST(JAEA) beamline BL○○○○, SPring-8, with the approval of the Japan Synchrotron Radiation Research Institute (JASRI) (Proposal No.2024B○○○○). We are grateful to Dr. ○○○○ for his/her support of ○○○○○○○○.

注(11)

【研究成果の公表と登録(利用年度終了後2年以内)】
施設利用年度の翌年度の4月1日から起算して2年以内に、下記いずれかの成果の公表を行い、SPring-8研究成果データベースに登録してください。
原著論文、総説、プロシーディングス、書籍、雑誌、社内報(社外公開のみ)、学会、研究会、セミナー、シンポジウム、講演会、報告会、プレス発表、特許出願等 登録方法はSPring-8 UIサイトをご参照ください。
期日までに成果公表と登録が行われなかった場合は、成果専有課題の施設利用料金が適用され、成果非専有課題としてお支払いいただいた利用料金との差額を納めていただくこととなりますのでご留意ください。

注(12)

【研究成果の公表と登録(利用期終了後3年以内)】
実施期終了後3年以内に、SPring-8課題番号およびマテリアル先端リサーチインフラ課題番号を明記して、下記いずれかの成果公表を行い、SPring-8研究成果データベースに登録してください。
(1)査読付き論文(査読付きプロシーディングス、博士学位論文を含む)
(2)SPring-8/SACLA 利用研究成果集
(3)SPring-8/SACLA成果審査委員会が認めた公開技術報告書
登録方法はSPring-8 UIサイトをご参照ください。

Adobe Reader

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)
Adobe Reader provided by Adobe is required to view PDF format files.