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ナノ構造制御高分子材料プロジェクト

2. 量子ビームを用いた材料解析

掲載日:2024年5月1日更新
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2-1 中性子小角散乱(SANS)法によるグラフト型高分子電解質膜の構造解析

 燃料電池などの電解質膜への応用を目的に、高分子電解質膜のコントラスト変調中性子小角散乱(CV-SANS: Contrast Variation Small-Angle Neutron Scattering)パターンに、部分散乱関数解析(PSF: Partial Scattering Function)を組み合わせた解析手法により、イオン交換膜中のイオン交換基と水和している水分子数(局所水和数、λlocal)を導出しました。 

SANS

2-2 高導電性・高耐久性アニオン伝導電解質膜の構造解析

 コントラスト変調中性子小角散乱(CV-SANS)に部分散乱関数解析(PSF)を組み合わせた解析手法により、アニオン伝導電解質膜の階層構造を解明しました。

ETFE

2-3 燃料電池用電解質膜のマルチスケール構造解析

 燃料電池用電解質膜の性能を左右する導電率は、膜中の酸基(スルフォン酸基:SO3H)密度と強い相関関係にあります。この酸基でH+の移動を容易にする電解質膜中の水路(水クラスター)の構造をマルチスケールで解析する研究を進めています。

マルチスケール