眼球腫瘍に対する重粒子線治療について
🔵適応症
眼球腫瘍への重粒子線治療が保険診療として行われているのは、以下の場合です。
| 疾患名 | 適応 | |
|---|---|---|
| 1 | 脈絡膜悪性黒色腫 | 眼球内に限局した脈絡膜悪性黒色腫 |
眼の脈絡膜と呼ばれる場所にできる悪性黒色腫は、日本国内ではまれな疾患ですが、頻度の高い北米、ヨーロッパでは、粒子線治療(重粒子線治療を含む)は標準治療の1つ数えられています。この疾患はすでに保険適用となっています。
治療実績
| 疾患名 | 期間 | 例数 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 頭頸部悪性黒色腫(眼球を含む) | 2003-2021 | 250 |
当院では2001年に脈絡膜悪性黒色腫に対する重粒子線治療を開始しました。2003年から2021年に250例の治療を施行しています。5年の全生存率は87.5%でした。眼球温存率は92.4%で、最終追跡時点で250例中19例(7.6%)が眼球摘出に至りました。副作用については治療後に発生した緑内障は30.4%でした※1。
※1 Aoki et al. 2025; doi:10.1016/j.ijrobp.2024.10.008

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