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QST病院

前立腺がん

掲載日:2026年4月1日更新
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前立腺がんに対する重粒子線治療について

🔵適応症

前立腺がんへの重粒子線治療は、保険診療として行われています。

  疾患名 適応
1 限局性及び局所進行性前立腺がん
(転移を有するものを除く)
病理学的に診断されたT1b-T4(膀胱頸部浸潤)N0M0の原発性前立腺がん

​前立腺がんも重粒子線治療のよい適応疾患です。基本的に転移のない前立腺がんの患者さんはすべて治療対象となりますが、例外として前立腺全摘術後の再発やホルモン療法後の再発の患者さんは適応外となります。QST病院(旧・放医研)では1995年6月に臨床試験として前立腺がんの重粒子線治療を開始し、2003年11月には先進医療の承認を得、さらに2018年4月からは保険診療として治療を継続しています。最初は、5週間20回での臨床試験で適正な線量と照射法を確立しました。その後4週間、3週間と治療期間の短縮を図り、効率の向上によって患者数が増加し、現在は年間400名前後の患者さんを治療しています。治療期間の短縮に合わせた線量の適正化とスキャニング照射の導入などの照射技術の改良により、副作用の減少を実現できました。現在は中リスク前立腺がんの患者さんを対象として、4回照射の臨床試験も行っています。

 

治療実績

疾患名 期間 例数
限局性及び局所進行性前立腺がん
(転移を有するものを除く)
1995/6-2025/12 5,851

1995年6月から2025年12月までに5,851名の患者さんを治療しており、5年生存率は95.8%、10年生存率は85%です。特に高リスク症例における治療成績が良好で、5年生化学的非再発率90.5%、5年生存率95%となっています。一方、副作用については特に直腸出血の頻度が少なく、最近の成績では2度以上の出血は1%以下の頻度となっています。

 

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