平成30年6月9日(土曜日)にTKP東京駅日本橋カンファレンスセンターにて、QSTがん死ゼロ健康長寿社会シンポジウムを開催しました。
QST理事長が、重粒子線がん治療研究や標的アイソトープ治療研究の概況について紹介し、がん死ゼロ健康長寿社会の実現に向けてこれらの研究を推進していくことを表明しました。また、QSTの研究者から、重粒子線がん治療の最新成果や、次世代の重粒子線がん治療装置「量子メス」開発の展望、標的アイソトープ治療の最新成果を紹介しました。
特別講演では、門田守人先生より、日本のがん対策の歴史から、これからのがん対策として、がんになった後の治療法の開発と同時に、がんを予防するための取組にも一層力を入れていくことが重要であることなどをご講演いただきました。
特別企画のパネル討論では、医療者側と行政側それぞれの専門家から、重粒子線がん治療の普及に向けた課題、期待などが熱をもって語られ、がん死ゼロ健康長寿社会の実現に向けて示唆に富む貴重なご意見をいただくことができました。
約150名にご参加いただき、今後の研究開発に向けて有意義な集いとなりました。
当シンポジウムにて講演したスライドの一部を以下に掲載いたしました。掲載に当たり、患者データ等、一部の資料を削除しております。ご了承ください。
- 基調講演 がん死ゼロ健康長寿社会実現に向けて:平野 俊夫(量子科学技術研究開発機構 理事長)[PDFファイル/7.6MB]
- 重粒子線がん治療の最新成果:辻 比呂志(量研放射線医学総合研究所)[PDFファイル/3.6MB]
- 量子メス治療装置の開発:白井 敏之(量研放射線医学総合研究所)[PDFファイル/2.9MB]
- 分子イメージングと標的アイソトープ治療の最新成果:東 達也(量研放射線医学総合研究所)[PDFファイル/4.5MB]
特別講演の様子
パネル討論の様子