1979年に、放射線医学総合研究所(当時)と日立グループが共同研究により開発した、日本で初めての国産PET装置「POSITOLOGICA-I」が、千葉県立現代産業科学館が選定する『伝えたい千葉の産業技術100選』に登録されました。
それまで未知の領域だった「脳の機能が画像化できる」として、世界各国でPET装置の開発が進められる中、POSITOLOGICA-Iは当時としては高い性能を有していました。
その後も放医研は、PET装置だけでなく放射薬剤なども開発し、PETによるがんや精神・神経疾患の診断法などの研究を行ってきました。現在は、QSTとなり『がん死ゼロ健康長寿社会の実現』を目指して、それらの研究に量子科学技術を応用した量子イメージング研究を展開しています。
QST千葉地区内に展示中のPOSITOLOGICA-I
中央の穴の部分に人の頭が入ります
『伝えたい千葉の産業技術100選』 登録証