プロジェクトリーダー 大島 武
私達の生活をより快適・安全・安心にするため、様々な次世代技術、例えば、半導体微細化技術の限界や電力消費の増大から従来のスーパーコンピュータに代わるコンピュータが、情報セキュリティー強化から盗聴不可能な暗号通信技術が、生命科学や新材料の探求から高精度・高感度なセンシング技術が要求されています。これに応えるものとして量子効果を活用した技術、即ち量子コンピューティング、量子暗号通信技術や量子センシングが期待されていますが、これらの実現には、安定、且つ確実に動作する演算子(量子ビット)や量子センサの開発が不可欠です。私たちは、ダイヤモンドや炭化ケイ素(Sic)といったワイドバンドギャップ半導体を母材に選び、イオンや電子ビームを活用することで量子ビットやセンサとして応用可能な結晶欠陥を形成する研究をしています。 |
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