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用語解説

用語解説 ま行・や行

掲載日:2019年10月4日更新
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マイクロビーム

 加速器などから得られた、イオン、電子あるいはレーザービームを高精度スリットや特殊なレンズを用いてマイクロメートルあるいはそれ以下のオーダーのスポットサイズに絞ったものです。これらは、細胞や材料の微細加工や物質の高分解能な構造解析に有効な手段となります。

マテリアルズ・インフォマティクス

 材料の化学・物理的な特性を示す物性データや材料を構成する原子や分子が形作るナノ~マイクロメートルと様々なスケールの構造からなる構造データと目的とする材料の機能性との相関関係を見出すため、人工知能(AI)を含む機械学習などの統計解析を活用する新たな手法です。目的とする機能性に必要な新材料を効率的に探索したり、従来では到達しない新たな高機能性材料の創製が期待されています。

モノマー

 単量体ともいいます。高分子の構造単位の原型となる低分子化合物であり、重合反応により高分子を形成する重合性化合物の総称です。モノマーは(1)エチレン、スチレンなど、重付加反応で高分子となるもの、(2)ナイロンの原料であるジカルボン酸とジアミンのように重縮合反応で高分子となるものに分類できます。放射線で重合するモノマーは(1)に属します。

陽電子

 ポジトロンとも言います。素粒子の一種で、電子の反粒子です。電荷が正であること以外は電子と同じ性質をもっています。電子と出会って対消滅しガンマ線に変わります。