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進捗状況(過去のギャラリー:蓄積リング)

掲載日:2023年10月23日更新
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次世代放射光施設の放射光設備設置状況(蓄積リング)

​蓄積リングトンネル内部にて、周回する電子が失ったエネルギーを補充するための高周波加速空胴の設置が完了しました。また、登録検査機関による線型加速器及び蓄積リングの運転前検査が4/17に行われ、無事に合格致しました。今後は更に線型加速器運転時の検査(6月予定)、放射光ビームライン運転前検査(11月予定)及び蓄積リング運転時検査(来年3月)を経て施設の本格運用開始に備えます。

kudo inspec

​(令和5年4月17日)​

 

昨年6月より整備を進めてきた、真空チェンバ等(電子ビームが内部を周回)の電磁石内への設置が完了しました。また、これに伴う16セル分の電磁石の半割復旧作業も終え、主要機器の整備が概ね完了しました。今後は電磁石の試験を実施し、5月からのRFコンデョニングに備えます。

セル01左 セル01右

(令和5年2月27日)

 

電子ビームへの大電力高周波供給経路である連続波クライストロン~加速空胴において、高周波の異常反射によるクライストロン破壊を防ぐためのサーキュレータ及び反射高周波を吸収するためのダミーロードの設置が完了しました。

ダミーロード サーキュレータ

(令和5年1月31日)

 

線型加速器より蓄積リングへ電子ビームを合流させるためのビームトランスポート部において、電磁石の設置作業が開始されました。

BT偏向電磁石 BT部

(令和4年12月19日)                 (令和4年12月7日)

 

蓄積リングトンネル内において、電子ビームが内部を周回する真空チェンバの設置や附帯附帯設備の設置が概ね完了し、半分に分割していた多極電磁石の復旧作業が11月より開始されました。約4カ月の作業期間をかけて電磁石を復旧し、来年3月からの磁石試験に備えます。

半割れ作業 電磁石

また、線型加速器からビームが合流するビームトランスポート部では、高電圧パルス電源による電磁石への通電試験が開始されました。

電源試験 電源

(令和4年11月16日)

 

5月より蓄積リングトンネル内部へ搬入・設置してきた電磁石16セルのうち、最終であるセル01がトンネル内部に搬入され、電磁石の半割れ作業が完了しました。

セル01設置完了

(令和4年10月11日)

 

蓄積リングへのキッカー電磁石等の設置が開始されました(下左写真の箱状機器2台)。この電磁石により、蓄積リングを周回する電子ビーム軌道を水平内周方向へ変位させ、線型加速器からの電子ビームと合流します。蓄積リングクライストロン室内導波管設置状況(下右写真)。

キッカー電磁石 蓄積リング導波管

(令和4年9月14日)

 

508MHz、出力1.2MWの連続波クライストロンで発生した高周波電力を、加速空胴に伝送するための導波管立体回路の設置が開始されました。この導波管を通じて、蓄積リング長直線部に設置される4台の加速空胴へ大電力を供給し、電子ビームのエネルギーを補充します。

蓄積リング導波管 蓄積リング導波管 トンネル上

(令和4年8月22日)

 

電子ビームが蓄積リングを周回するための容器である、真空チェンバの設置がセル06より開始されました。材質はステンレス製(SUS316L)で、直線部真空チェンバのビーム室内寸は高さ16mm、横幅30mmとコンパクトな設計のため高い製作精度が求められ、製作時の変形等多くの課題をクリアし本作業を迎えることができました。

  チェンバ チェンバ2  

(令和4年6月30日)

 

セル06及びセル05の半割作業が完了しました。電磁石中心部に配置する真空チェンバは、6/27週より計画通り設置作業を開始する計画です。

半割1 半割れ2

(令和4年6月21日)

 

電磁石鉄芯部の半割(分割)作業が開始されました。半割作業は電子ビームが周回するための真空チェンバ等を電磁石内に設置するための作業で、真空チェンバは6月下旬より設置を開始する計画です。

 電磁石半割 電磁石半割2

  (令和4年6月14日)

 

実験ホール温調ブースでの電磁石架台上のアライメントを終えた電磁石及び架台が、蓄積リングトンネル内部へ搬入され、設置作業が開始されました。蓄積リングの電磁石は、電子の方向を曲げる4 台の偏向磁石、電子を集束する 10 台の四極磁石、集束電子の収差を補正する10 台の六極磁石で構成される磁石列を基本単位(セル)として 16 セルで構成され、附帯機器を含めて約1年の長い時間をかけて設置します。 

電磁石  電磁石2

(令和4年5月13日)

 

​蓄積リングを周回する電子ビームの大電力高周波源として、周波数509MHz、最大出力1.2MW の連続波クライストロンが設置されました。電⼦ビームが偏向電磁⽯や挿⼊光源での放射光発⽣によって失ったエネルギー(放射損失)を、⾼周波加速空胴を通じて電子ビームを加速させ補充します。

蓄積リングクライストロン

(令和4年4月14日)​

 

実験ホールへの電磁石アライメント用温調ブースの設置が完了しました。建屋内の気流や温度の影響を排除し、電磁石を1台ずつ励磁することで磁場中心を直接観測しながら、複数の電磁石の架台へのアライメントを約半年の期間をかけて実施します。

温調ブース 磁石アライメント

(令和4年3月4日)

 

多極電磁石の搬入開始                多極電磁石搬入作業(実験ホールにて)

蓄積で多極電磁石搬入 蓄積多極電磁石搬入

(令和4年2月7日)                 (令和4年2月7日)

 

通信機器保管ラック設置作業

蓄積リング内周通路

(令和4年1月27日)