令和5年5月11日、仙台で開催されるG7科学技術相会合を翌日に控え、NanoTerasuの看板除幕式を執り行うとともに、公募により選ばれたロゴマークを披露しました。また、同日、線型加速器での3GeV電子加速成功に関するプレス発表があり多くの施設見学の要請があったため、通常は立ち入ることのできない線型加速器トンネル内部の見学会を開催しました。
除幕式では、QSTの茅野理事及びPhoSICの高田理事長による主催者挨拶、文科省研究環境課の古田課長よるご来賓挨拶に引き続き、QST及び地域パートナー関係者により看板の除幕が執り行われました。幕がうまく落ちなかったというハプニングもありましたが、式は無事終了しました。
除幕式終了後には、内海センター長の囲み取材に加え、線型加速器で目標の3GeVの電子エネルギーを達成した成果について、プレス向けの説明会を開催し、西森グループリーダーと安積上席技術員から電子の生成から電子ビームを約110mと短い線型加速器で3GeVに加速するメカニズムについて説明がありました。その後、希望者する報道関係者向けに線型加速器トンネル内部を公開しました。除幕式及び見学会には、NHK仙台放送や読売新聞、河北新報社をはじめ、テレビ局5社、新聞社5社と多数の報道機関が参加しました。
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写真左より、阿部副会長(東経連)、柳津局長(仙台市経済局)、
古田課長(文科省研究環境課)、茅野理事(QST)、高田理事長(PhoSIC)、
小嶋副部長(宮城県経済商工観光部)、植田理事(東北大)