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当プロジェクトでは、特に陽電子のスピン物性研究におけるポテンシャル開拓を目指した研究開発を行っています。2010~2014年の5カ年の第一期研究計画では、世界最高レベルのスピン偏極率を持つ陽電子ビームの形成に成功しました。また、基本的な強磁性金属の研究に基づき、スピン偏極陽電子消滅の基礎構築を進めるとともに、スピン偏極ポジトロニウム消滅法を用いて、最表面電子のスピン偏極の観測に行ってきました。2015~2022年の第二期研究計画では、以下に示すようにスピン物性に関してさらに探索的な研究を進めるとともに、最表面ポジトロニウム分光法など新手法の開発などを行ってきました。2023年からの第三期中期計画では、引き続き先鋭的な量子スピン材料について探索的な研究を進めつつ、より高強度高スピン偏極度の陽電子ビーム開発を進めています。