イノベーション戦略部ってどんなところ?
QSTの研究力向上や産学官との連携を強化する部署です。QST内の研究公募制度、イノベーションハブ事業の運用、産学官連携のワンストップ窓口、共同研究や委託事業などの契約、知的財産の利活 用、QST認定ベンチャーの支援など多角的な支援を行っています。
どんなスキルが身につくの?
イノベーション戦略部では、企業や大学との連携を進めたり、特許の取得や管理に関わったりと、専門性の高いスキルが求められる仕事が多くあります。そのため、さまざまな資格の取得を積極的に応援しています。
たとえば、産学連携プロジェクトに関わる中で、将来的にリーダーとして活躍できるように、研究資金の調達や知的財産(特許など)の管理・活用に関するスキルを身につけることが大切です。その一環として、「リサーチ・アドミニストレーター(URA)」という専門職の資格取得や育成にも力を入れています。
職員インタビュー(Aさん)
Q: 具体的な業務内容を教えてください!
A:
大学などとの協定を結ぶための交渉や、イノベーションハブ事業に関する展示会への出展サポート、委員会の運営などを担当しています。また、機構内外からの調査依頼について、部内での取りまとめも行っています。
Q: この仕事の面白さややりがいは?
A:
展示会などで量子科学が注目される場面に立ち会うたびに、「QSTの研究がこれからの社会に大きく関わっていくんだ」と実感します。今後も、QSTの研究成果を社会に活かしていくために、企業や大学との連携を進めるサポートに力を入れていきたいと思っています。
Q: ワークライフバランスはどうですか?
A:
テレワークや看護休暇、フレックスタイム制度など、QSTには働きやすい制度が整っています。職場の理解やサポートもあり、2人の子どもを育てながら仕事と家庭を両立できています。
Q: 将来QSTで働きたい学生へメッセージを!
A:
契約や協定、事務手続きなど、外部の方とやり取りする中では、交渉が必要になる場面もあります。どう伝えればお互いにとって良い結果になるかを考える力が、この仕事ではとても大切です。人とのやり取りが好きな方や、調整役として活躍したい方には、きっと面白く感じられる仕事だと思います!
職員インタビュー(Bさん)
Q: 具体的な業務内容を教えてください!
A:
私は、QSTが他の機関と一緒に行う研究に関する契約業務を担当しています。たとえば、以下のような研究に関わる契約を扱っています:
- 受託研究:QSTが他の機関から依頼を受けて行う研究
- 共同研究:大学や企業とQSTが一緒に行う研究
- 委託研究:QSTが他の機関に研究を依頼する場合
これらの契約内容を調整し、合意に至るまでの手続きを行います。また、研究の途中で計画変更が必要になった場合には、相手先と協議して契約内容を見直します。研究が終わった後には、研究費の使い道や成果をまとめた報告書を作成し、相手先に提出するなど、研究の始まりから終わりまでを支える事務手続きを担当しています。
Q: この仕事の面白さややりがいは?
A:
契約の調整や問い合わせ対応を通じて、法律・規則・会計・研究内容など、幅広い知識が求められます。その分、日々の業務を通じて自然とスキルアップできるのが魅力です。
研究が終わって成果報告書を読んだとき、「自分の仕事が研究の成果につながっていたんだ」と実感できる瞬間があります。目立つ仕事ではありませんが、研究者が安心して研究に集中できるように支える、まさに“縁の下の力持ち”のような存在です。研究活動の土台を支えているという誇りを持てる仕事です。
Q: ワークライフバランスはどうですか?
A:
QSTは「完全週休二日制(土日・祝日休み)」で、しっかりリフレッシュできます。また、コアタイムのないフレックスタイム制やテレワーク(在宅勤務)も導入されており、出退勤の時間を柔軟に調整できます。毎週水曜と金曜は「定時退勤日」として設定されているのも嬉しいポイントです。
さらに、有給休暇は半日・時間単位でも取得可能で、リフレッシュ休暇(年2日)や夏季休暇(6月〜10月の間に5日)など、制度も充実しています。とても働きやすい環境だと感じています。
Q: 将来QSTで働きたい学生へメッセージを!
A:
わからないことがあっても、すぐに相談できる雰囲気があり、とても風通しの良い職場です。QSTならではの公的研究機関としての業務も多く、入構後も日々学び続けています。
資格取得を支援する制度もあり、「学び続けたい」という気持ちがあれば、どんどん成長できる環境です。私たちの部署は、研究者と契約相手をつなぐ“架け橋”のような存在。だからこそ、積極的なコミュニケーションと素直な姿勢を大切にしてほしいと思います。一緒にQSTの研究を支える仕事にチャレンジしてみませんか?
