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六ヶ所フュージョンエネルギー研究所

平成30年度 核融合エネルギー講演会に参加しました

掲載日:2019年4月4日更新
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平成31年3月25日(月)に青森国際ホテルにて「平成30年度 核融合エネルギー講演会」が青森県及び青森県ITER計画推進会議の共催、文部科学省、六ヶ所村及び原子力産業と地域・産業振興を考える会の後援により開催されました。六ヶ所核融合研究所は今年も講演とパネル展示により協力いたしました。今回新たに制作した六ヶ所核融合研究所の紹介ビデオや、六ヶ所核融合研究所での実験の一部の様子についてVTRによる説明のほか、海水からのリチウム分離回収装置の実物展示をしました。


ホールでの展示ブースには御来場いただいた参加者で賑わい、六ヶ所核融合研究所で行われている最新の研究開発の状況を興味深くご覧いただきました。


青森県ITER計画推進会議の若井会長によるご挨拶から始まり、特別講演には気象予報士の半井小絵氏を講師としてお迎えして「気候変動に備える~私たちの暮らしとエネルギー~」との題目で講演が行われました。半井講師のお話は天気予報が始まった歴史や、近年に見る異常気象など、私たちの地球とエネルギーについて改めて考えさせられる興味深い内容でした。引き続き、六ヶ所核融合研究所の石田副所長による「ITER計画及びBA活動の現状と将来展望」と公益社団法人日本アイソトープ協会の二ツ川常務理事による「国内におけるアイソトープ利用の現状と課題」の講演が行われました。石田副所長は、最新の核融合エネルギー研究開発状況や六ヶ所核融合研究所での活動とともに、核融合中性子源やリチウム回収などの研究開発で生み出される先端技術の将来展望について述べられ、「核融合だけでなく、それをきっかけとして様々な産業に展開できる」と期待を込めて語られました。続いて、二ツ川常務理事のご講演では、海外からの輸入に依存しているアイソトープ製造の国産化による安定供給の必要性やアルファ線核種による治療への期待が述べられました。


講演会の様子は翌日の青森の地方新聞に掲載されました。引き続き、六ヶ所核融合研究所の研究活動をより積極的にアピールし、多くの皆様に興味を持っていただけるように取り組んでまいりたく存じます。 

 

熱心にブースを御覧頂いている様子                        

【熱心にブースをご覧いただいている様子】

 

賑わうブース展示

【賑わうブース展示】

 

若井会長による御挨拶                  

【若井会長によるご挨拶】

 

  六ヶ所核融合研究所 石田副所長による講演

【六ヶ所核融合研究所 石田副所長による講演】

 

(公社)日本アイソトープ協会 二ツ川常務理事による講演

【(公社)日本アイソトープ協会 二ツ川常務理事によるご講演】