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六ヶ所核融合研究所

所長挨拶|研究所紹介

掲載日:2019年4月23日更新
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池田 佳隆の画像

国立研究開発法人
量子科学技術研究開発機構
核融合エネルギー部門

六ヶ所核融合研究所
所長 池田 佳隆

 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構は、平成28年4月1日、量子科学技術に関する研究開発を強化するために、放射線医学総合研究所と日本原子力研究開発機構の核融合研究開発部門及び量子ビーム応用関連部門が統合して設立されました。六ヶ所核融合研究所は、それまでの日本原子力研究開発機構 核融合研究開発部門六ヶ所核融合研究所の業務をそのまま引き継いで核融合エネルギーの実現に向けた研究開発を実施しております。

 核融合エネルギーは、軽い原子核どうしが融合してより安定な原子核になるという、宇宙の根本的な原理の一つとも言える核融合を地上で実現し、人類の究極のエネルギー源としようとするものです。燃料となる軽い原子核(水素の同位体)は無尽蔵と言っていい程存在し、反応が暴走的に増大することなく、反応生成物がヘリウムという安定・安全なものであるなどといった優れた特徴を持ちます。20世紀の半ばから、人類の究極のエネルギーと認識され、研究開発を続けております。

 核融合エネルギー開発は、数億度といった核融合反応が持続的に続く炉心条件の実現に成功し、現在、実際に50万kWの核融合出力を発生させるための実験炉(国際熱核融合実験炉ITER)を、日欧米露韓中印の7つの国・地域の協力で、フランスに建設している段階です。ここ、六ヶ所核融合研究所では、このITERの建設やITERを用いた研究開発と並行して、その一歩先の核融合発電炉のための研究開発・技術開発を行っています。どのようにして核融合炉から熱を取り出すか、どのように核融合炉の燃料を作り出すか、どのように核融合炉を安定に、安全に動かし保守するか、と言ったような核融合発電炉に不可欠な技術開発を行い、ITERでの研究開発の成功後、直ちに核融合発電炉が建設できるよう先進的な課題に取組んでいます。

 核融合エネルギーの実現には、まだまだ時間、知恵、革新的新技術が必要であり、それに取組む研究者・技術者が必要です。更に、このような長期的な研究開発に対する市民の方々のご理解・ご支援が不可欠です。是非、当研究所を訪問していただき、研究開発の現状をご覧いただき、アドバイスをいただければ幸いです。

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