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六ヶ所フュージョンエネルギー研究所

令和元年度 六ヶ所核融合研究所施設公開を開催いたしました

掲載日:2019年8月20日更新
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7月28日(日)、六ヶ所核融合研究所は施設公開を開催いたしました。令和最初の施設公開は晴天で、また、今までに例のない暑い日となりました。今年は研究所入口に横断幕を設けるなど、例年よりも更に華やかなおもてなしとしました。開場時刻前から次々にお客様がお見えになられ、開場直後にもかかわらず多くの方々がお越しくださいました。実験教室の会場内や見学いただく各建屋には、あっという間に大勢の人がお集まりになられ、スタッフたちは実験の解説やUVストラップ作りの補助などに、笑顔でお迎えし張り切って対応いたしました。

実験教室の内容については新たなコーナーを採り入れました。磁石を取り付けた乾電池をコイル状銅線の中に入れるとどうなるか・・・、アルコールランプの炎が黒く見える怪しげな実験など、沢山の人が集まり興味深く眺めていらっしゃいました。さらに、研究所構内を宇宙空間に見立て、5億分の1スケール内太陽系を模したパネルを置き、太陽から忠実に再現した縮尺距離に水星、金星、火星の模型を設置して展示も行いました。この大きな仕掛けに気付かれた御来場者は、「ここに水星あったよ!」などと惑星を見つけてはその距離の大きさを感じられていました。また、今年は、太陽観察には絶好の青空に恵まれ、大勢の皆様が太陽望遠鏡を通して太陽の様子を観察されていらっしゃいました。

各建屋内においては普段の研究開発についての一端やその成果を御覧いただくべく、それぞれ趣向を凝らした実験や展示を行い、いつもは研究に取り組んでいる落ち着いた建屋内がお祭りのように賑やかでした。一般の方が普段入る機会のない研究建屋内でスタッフからの説明に耳を傾けてくださり、また、スパコンのダイナミックさに驚かれるなど、御来場になられた方々は思い思いに楽しまれていらっしゃいました。今年は六ヶ所村エネルギーウィークと題して、同日開催の六ヶ所村内のエネルギー関連施設・研究機関と共同でスタンプラリーを行ったほか、六ヶ所核融合研究所内独自のスタンプラリーも行い、小さいお子様が一生懸命スタンプを押す姿が、とても微笑ましい光景でした。

構内食堂はオープンになると同時に長蛇の列となりました。食堂内の華やかな飾り付けに「綺麗だね!」と言ってくださるご家族や、その飾り付けをバックに写真を撮られる姿も見受けられました。今年のメニューは毎年恒例の100円ふゅーじょんカレーにジェラート付きとし、「ジェラードがつくよ!」との誘い合わせでお越しになられた方もいらっしゃいました。また、今流行のタピオカドリンク3種類やドーナツなども100円で提供し、どれにしようかなと迷いながら選ばれていらっしゃいました。

六ヶ所村立第一中学校合唱部の生徒さんによる素敵な歌声や、六ヶ所消防署によるはしご車搭乗体験、六ヶ所村のゆるキャラ、ロクジローとメジロちゃんなど、関係各位からもご協力いただきました。

 量研になって今年で4回目の施設公開ですが、施設公開の様子を8月3日付けのデーリー東北新聞に掲載されるなど、回を重ねるごとに定着していることを実感できた一日でした。次回も皆様に楽しんでいただける企画を練り、より多くの方々に六ヶ所核融合研究所に足を運んでいただき、そして、六ヶ所核融合研究所を知っていただけるよう取り組んでまいりたいと思います。ご来場くださいました皆様に御礼申し上げます。

 

研究所入口に手づくりの案内幕でお迎え

【研究所入口に手づくりの案内幕でお迎え】

 

池田所長による核融合のお話

【池田所長による核融合のお話】

 

カラフルな色の炎に魅了?

【カラフルな色の炎に魅了?】

 

天候に恵まれ太陽観察もバッチリ

【天候に恵まれ太陽観察もバッチリ】

 

食堂で楽しく昼食中のご家族

【食堂で楽しく昼食中のご家族】 

 

空まで届きそうなハシゴ車です

【空まで届きそうなハシゴ車です】