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六ヶ所フュージョンエネルギー研究所

核融合エネルギー研究開発部門の宇藤研究員が平成28年度プラズマ・核融合学会 第21回学術奨励賞を受賞しました。

掲載日:2018年12月26日更新
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平成28年度プラズマ・核融合学会 第21回学術奨励賞を受賞しました。

核融合エネルギー研究開発部門の宇藤研究員が平成28年度プラズマ・核融合学会 第21回学術奨励賞を受賞しました。

核融合炉システム研究グループ 宇藤裕康主任研究員の画像
核融合エネルギー研究開発部門 六ヶ所核融合研究所 核融合炉システム研究開発部
核融合炉システム研究グループ 宇藤裕康主任研究員

受賞件名

核融合原型炉における電磁構造解析に基づく遠隔保守概念の構築

受賞内容

核融合炉では、燃料となるトリチウムの増殖等を行うブランケットと除熱を行うダイバータを定期的に、且つ遠隔で保守交換する必要があり、この保守交換方法は核融合炉の稼働率を決定づけるだけでなく、炉心プラズマの高性能化を実現するための炉内機器や超伝導コイル設計などにも大きな影響を与えるため、原型炉設計において最重要課題の一つとなっていました。宇藤裕康主任研究員は、遠隔保守交換方法として、(1)炉心プラズマの安定化、(2)炉心プラズマ平衡制御性、(3)トロイダル磁場コイル設計、を評価軸に設定し、これらの多角的な電磁構造解析・評価に基づき、炉心プラズマ運転、超伝導コイル設計に整合する炉内機器および遠隔保守概念の有力案を構築しました。

受賞者コメント

今回賞をいただいた研究テーマであります遠隔保守概念の構築は原型炉設計全般に関わる研究テーマで有り、核融合炉システム研究グループの方々をはじめ、BA原型炉設計活動や原型炉設計合同特別チーム活動にご参加くださっている方々からのご協力およびご助言の賜物です。この場を借りて感謝申します。今回の受賞を励みに、核融合炉の実現に向けさらに努めてまいりますので、皆様のお力添えをいただければ幸いです。

参考サイト:
プラズマ・核融合学会