平成30年3月27日(火曜日)に、青森県及び青森県ITER推進協議会主催の 高校生を対象とした核融合研究施設の視察研修会を開催しました。
2018年03月27日
平成30年3月27日(火曜日)に、青森県及び青森県ITER推進協議会主催の高校生を対象とした核融合研究施設の視察研修会を開催しました。
3回目となる今年は青森市内から生徒さんを募集し、6校から52名という沢山の応募がありました。スタッフとしては嬉しい悲鳴です!
当日は会場を目いっぱい使ってのセッティング。準備段階から、無事成功するだろうかとソワソワ!そんな中、元気な挨拶でバスから降りてくる高校生の皆さん。よし!絶対みんなに楽しかったと思ってもらえるように頑張ろうと所長以下スタッフ一同もスイッチが入りました。
池田副所長の概要説明が始まると、皆さん真剣な眼差しで聞き入っていました。質疑応答では、まだちょっと緊張しているのかな?という印象を受けましたが、科学実験に移ると、実験の各テーブルには沢山の人だかりが出来ていました。太陽望遠鏡で太陽を発見し歓声が上がったり、プラズマ発生装置では仕組みについての研究者の説明を聞きながら、科学の不思議に目を丸くして見てくれていました。ダイヤモンドカッターでは、板氷が解ける様子に驚いてドンドン切り進んでいました。ガウス加速器で、どうしたらパチンコ玉が進むのか磁石との組み合わせを一生懸命考える姿、超伝導体験では上手く回転させるコツをつかもうとする様子、液体窒素に浸したゴムボールは勢い良く割って楽しんでいました。(日頃のストレス解消に効果あり?)
実験が終わると場所を移して計算機・遠隔実験棟のRECルームで昼食です。生徒たちは各テーブル5~6人の少人数のグループに分かれ、各テーブルの外国人と通訳の職員を相手に、英語での交流を体験。何を話そうかと心配していた生徒の皆さんですが、身振り手振りで会話を楽しんでいました。中には直接、流暢な英語で会話する生徒さんも!どのテーブルからも笑顔が沢山溢れ、昼食を終えるとすべてのテーブルで記念撮影を行う光景を見て、こちらが感動してしまいました。
見学が終わると全員揃って記念撮影。みんなすっかり研究所職員に打ち解けて、素敵な笑顔の写真が撮れました。最後は質疑応答の時間が設けられました。牛草所長も加わり、関西弁を駆使した巧みな話術に釣られてか、最初の緊張はどこへやらという感じで、次から次と質問が続き、当初の終了時間を大幅に超過してしまいました。
帰りのバスの中から手を振ってくれる皆さんを見ながら、六ヶ所研に来た事で、何か心に残ってくれたら良いなと思いお見送りしました。今回も素敵な出会いに感謝です。
【概要説明の様子】
【実験を真剣に見入ってます】
【外国人との昼食交流会】
【緊張感も解れてきた施設見学】
【笑顔の記念撮影】