「未来PET創造研究ユニット」中間報告
Bench to Clinical シンポジウム
PETはもっと進化し、もっと身近に。 ― PETは検査薬から出てくる放射線をセンシングしますが、実は放射線の大半は検出できていません。センサーなどの基礎研究は大学等で盛んですが、CT等に比べて圧倒的に普及台数の少ないPETの現状は、産業的には開発リスクが高い領域と映るようです。この状況を打破すべく、量子科学技術研究開発機構(QST)では、中谷医工計測技術振興財団から「長期大型研究助成」を受け、「未来PET創造研究ユニット」を2022年4月1日に設立しました。具体的には、物理工学と核医学の両者をカバーする研究プラットホームを確立し、利用可能なすべての放射線を診断に役立てる独自コンセプトWhole Gamma Imaging(WGI)へのパラダイムシフトを目指します。また、研究開発を通じて、将来の医工学を支える若手研究者の育成も推進します。革新的医療機器開発は、アイディアが斬新なほど実用化は遠いのですが、実用化を重視するあまり難しい課題を避けてしまっては意味はありません。WGI以外の研究開発のBench to Clinicalも含みます。未来PET創造研究ユニットの中間報告となる本シンポジウムでは、未来技術がどこまで実現できたのかをご報告し、残る課題や目指すべき道についてみなさまと議論したいと思います。ご参加お待ちしています。
概要
日時 |
2024年10月4日(金曜日)14時から17時(17時から19時 意見交換会) |
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会場 |
量子科学技術研究開発機構(QST)重粒子推進棟2F大会議室 (千葉市稲毛区穴川4-9-1) (一部、ハイブリッド開催) |
主催 |
QST 未来PET創造研究ユニット |
協賛 | 公益財団法人中谷医工計測技術振興財団 |
後援(50音順・予定含) |
応用物理学会放射線分科会, |
参加費 |
無料 |
申込 |
下記リンクよりお申し込みください (要参加登録。現地参加は先着順となります。) |
対象 | 医療関係者、研究者、技術者などの専門家向け |
使用言語 | 日本語/英語 |
事務局 |
QST未来PET創造研究ユニット (担当:山谷泰賀、赤松剛、田島英朗、大野まどか) |
ダウンロード | 「未来PET創造研究ユニット」中間報告 Bench to Clinical シンポジウム [PDFファイル/830KB] |
プログラム(敬称略)
(13時30分 受付開始) |
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14時 |
開会挨拶 |
神田 玲子, QST 理事 |
14時05分 | 来賓挨拶 | 家次 恒, 中谷医工計測技術振興財団 代表理事 |
未来PET創造研究ユニット中間報告(日本語、ハイブリッド形式) |
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14時10分 |
未来PET創造研究ユニット中間報告概要 |
山谷 泰賀, QST未来PET創造研究ユニット ユニットリーダー |
14時30分 |
ハロゲンシンチレータの効率的な育成法の開拓と核医学への応用 |
黒澤 俊介, 東北大学 未来科学技術共同研究センター 准教授 |
14時50分 |
未来PET創造研究(医用画像研究)の研究成果概要 |
羽石 秀昭, 千葉大学 フロンティア医工学センター センター長・教授 |
15時10分 |
未来PETの実臨床化を目指して - 新たな医工連携の かたち |
今井 陽一, 獨協医科大学 内科学(血液・腫瘍)講座 主任教授 |
ポスター&機器展示 (現地開催のみ) |
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15時30分 |
ポスター発表・ 機器展示 |
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Special Lecture(English, Hybrid) |
Chair: Taiga Yamaya (QST) |
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16時20分 |
TBD |
Craig Levin, Professor of Radiology, Stanford University |
16時50分 |
総評 |
土肥 健純, 東都大学 客員教授 |
16時55分 |
閉会挨拶 |
白井 敏之, QST 量子医科学研究所 所長 |