ポジトロン断層撮像法(PET)は、病気の診断に用いられる手法です。近年では、医薬品候補の前臨床試験や、小動物を対象とした科学研究にも利用されます。当施設は、1970年代に本邦で初めての国産PETカメラ開発と臨床PET検査を行いました。我々は、このPET研究の歴史で培ったPETの基盤技術の発展と普及に邁進しています。また近年では、副作用の少ないがん治療のための放射性標識薬剤の開発にも注力しています。
PETには「放射性核種製造」「放射性核種標識」「臨床用放射性標識薬剤製造」「PETカメラ」といった4つの基盤技術が必須です。当部はこれらの基盤技術を研究する4つのグループから成り、健康長寿社会の実現を目指した研究活動を推進しています。
組織
張 明栄 部長
グループ
- 放射性核種製造グループ(永津弘太郎)
- 標識技術・プローブ開発グループ(張 明栄)
- 標識薬剤製造グループ(河村 和紀)
- イメージング物理研究グループ(山谷 泰賀)