野田祐作研究員が2024年JPR Best Paper賞を受賞!
高崎量子技術基盤研究所 量子バイオ基盤研究部の野田祐作研究員が、第一著者としてJournal of Plant Research誌に掲載された査読付論文「Starch-dependent sodium accumulation in the leaves of Vigna riukiuensis」について2024年JPR Best Paper賞を共著者と共同で受賞し、2024年9月15日に開催された日本植物学会第88回大会において表彰式が行われました。
高崎量子技術基盤研究所 量子バイオ基盤研究部のRIイメージングプロジェクトでは、放射性同位元素(radioisotope, RI)で標識した放射性トレーサを用いたイメージング技術を開発し、その技術を活用して植物をはじめとする生命現象の研究を行っています。本論文では、ヒナアズキ(Vigna riukiuensis )の特殊なデンプン顆粒がナトリウムを捕捉する独自の耐塩メカニズムについて報告しました。本研究は、耐塩性という現象の理解を深め、将来的には耐塩性作物の開発に応用できる可能性を示唆しています。この研究成果が高く評価され、Best Paper賞を受賞する運びとなりました。
受賞論文:
“Starch-dependent sodium accumulation in the leaves of Vigna riukiuensis”, Yusaku Noda, Atsushi Hirose, Mayumi Wakazaki, Mayuko Sato, Kiminori Toyooka, Naoki Kawachi, Jun Furukawa, Keitaro Tanoi & Ken Naito. Starch-dependent sodium accumulation in the leaves of Vigna riukiuensis. J Plant Res 136, 705–714 (2023). https://doi.org/10.1007/s10265-023-01470-8
(左から、野田 祐作 研究員、内藤 健 上級研究員(農研機構))
受賞おめでとうございます!
表彰状
関連: