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先進プラズマ研究開発

誰でも分かる核融合のしくみ | どのようにすれば核融合反応を起こすことができるの?

掲載日:2021年10月1日更新
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どのようにすれば核融合反応を起こすことができるの?

核融合反応は、2つの原子核どうしを衝突させて融合するものです。

原子核は両方とも正の電荷を持っているため、早いスピードでぶつけないと正の電荷どうしの反発力で衝突しません。

衝突させるために必要なスピードは、毎秒1千km以上です。

このスピードは重水素(D)と三重水素(T)を1億度以上の温度に加熱することにより得られます。

このような高温では、DとTはプラズマという状態になっています。

1回の核融合反応が起こっても、その結果出てくるエネルギーが次の核融合反応を起こすために他の原子核を1億度以上に加熱するのに使われなければ、核融合反応は連続的に起こりません。

そのためには、核融合の燃料である原子核を「たくさん(高い密度で)」、「長い時間」一定の領域に閉じ込めておくことにより、核融合反応を連続して起こすことができます。

正電荷どうしが衝突するには1000km/秒のスピードが必要の図

正電荷どうしの反発力に打ち勝って衝突するには 1000km/秒のスピードが必要

 

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