誰でも分かる核融合のしくみ
どのようにすれば核融合反応を起こすことができるの?
核融合反応は、2つの原子核どうしを衝突させて融合するものです。
原子核は両方とも正の電荷を持っているため、早いスピードでぶつけないと正の電荷どうしの反発力で衝突しません。
衝突させるために必要なスピードは、毎秒1千km以上です。
このスピードは重水素(D)と三重水素(T)を1億度以上の温度に加熱することにより得られます。
このような高温では、DとTはプラズマという状態になっています。
1回の核融合反応が起こっても、その結果出てくるエネルギーが次の核融合反応を起こすために他の原子核を1億度以上に加熱するのに使われなければ、核融合反応は連続的に起こりません。
そのためには、核融合の燃料である原子核を「たくさん(高い密度で)」、「長い時間」一定の領域に閉じ込めておくことにより、核融合反応を連続して起こすことができます。
正電荷どうしの反発力に打ち勝って衝突するには 1000km/秒のスピードが必要
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