JT-60による研究開発の目的と位置付け
JT-60では、核融合炉の炉心プラズマの実現を目指して、超高温プラズマの発生やそれを定常的に維持する研究開発を進めています。
国際熱核融合実験炉(ITER)の建設・運転に必要な炉心プラズマ技術の研究開発、原型炉に向けた研究開発、そして超高温プラズマの物理の解明に関する研究開発を行い、世界の核融合研究開発をリードしています。
JT-60実験運転の経緯とプラズマ性能の進展
JT-60は昭和60年に運転を開始し、これまで世界の核融合研究開発をリードしてきた。
核融合エネルギー増倍率、プラズマ温度、核融合積等において、世界最高値を達成した。
臨界プラズマ試験装置 JT-60
JT-60主要諸元 | |
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トロイダル磁場 | 4 T |
プラズマ電流 | 3 MA |
プラズマ大半径 | 3.4 m |
プラズマ小半径 | 1 m |
プラズマ体積 | 90 m3 |
放電時間 | 65 s |
加熱入力(中性粒子ビーム) | 40 MW |
加熱入力(高周波) | 15 MW |