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先進プラズマ研究開発

JT-60SA実験チーム

掲載日:2024年10月10日更新
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JT-60SA実験チームのご案内

量子科学技術研究開発機構(以下、量研)では、我が国で検討を進めてきたトカマク国内重点化装置計画と日欧共同で実施している幅広いアプローチ活動の合同計画としてJT-60SA計画を進めています。JT-60SA計画は、核融合エネルギーの早期実現に向けて、ITER計画の支援、原型炉の補完研究および人材育成を主要目的としており、日本国内及び欧州からの実験参加の下で研究開発を進める計画です。

現在、JT-60SA計画では、装置増強後のプラズマ加熱実験に向けた準備を進めており、JT-60SA実験チームへの参加を随時募集しています。日本国内の大学あるいは研究機関からは量研との共同研究を通じての参加となります。

 

JT-60SA実験チームについて

JT-60SAのプラズマ実験については、JT-60SA実験チームを立ち上げ、日欧実験リーダーの下に下記の6つの専門グループを構成した体制で実験運転に臨みます。

  • 運転領域開発
  • MHD安定性と制御
  • 輸送と閉じ込め
  • 高エネルギー粒子
  • 周辺ペデスタル物理
  • ダイバータ・SOL及びプラズマ対向材料

各専門グループでの活動はそれぞれ1名の専門グループリーダーが統括し、重要実験項目の精査、モデル・シミュレーションを用いた予測研究、現有装置での実験及びデータ解析による準備研究を実施します。随時、専門グループリーダーによって専門グループ会議が開かれ、上記の検討結果の議論や関連する学会発表の内容のレビュー等を行います。

また、実験リーダーと専門グループリーダーが一堂に会する実験チーム調整会合を年1回程度、那珂フュージョン科学技術研究所で開催し、当該年度の各専門グループの活動報告、今後のJT-60SA実験チームの活動方針の議論、ITERや原型炉の運転/建設スケジュールや重要課題を考慮した、JT-60SAの中期的な研究計画の議論等を行います。

今後のJT-60SA実験チームの主な活動内容は、下記のとおりです。

  • 統合機能試験におけるプラズマ運転の物理結果の解析
  • 運転シナリオ・プラズマ性能予測
  • 装置増強後のプラズマを用いた統合試験内容の検討
  • 将来の計測器や機器の改善の検討
  • 他装置への実験/データ解析参加

特に、装置増強後の実験計画の具体化を進めることが重要となり、実験開始1年前頃から実験提案を募集することを想定しています。

 

参加方法

日本国内の大学あるいは研究機関からは、量研との共同研究契約を締結してJT-60SA実験チームに参加頂くことになりますので、ご関心のある方は量研の共同研究窓口までお問い合わせください。

トカマク炉心プラズマ共同研究

URL:https://www.qst.go.jp/site/quantenergy/quantenergy-kyoudou.html(注)変更しました。

連絡先:先進プラズマ研究部 井上<inoue.shizuo@qst.go.jp>

 

参考情報

JT-60SA計画

URL:https://www.qst.go.jp/site/jt60/5150.html

JT-60SAリサーチプラン

URL:https://www.qst.go.jp/site/jt60/5162.html

 

 

 

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