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先進プラズマ研究開発

JT-60SA最新情報 | 増力作業

掲載日:2024年8月23日更新
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加熱装置の接続開始

▲令和6年8月23日​ 加熱装置の接続開始


2023年10月23日に初プラズマを達成し、JT-60SAの性能をさらに向上させるための増力作業が始まりました。

約2年かけて装置を増強し、より高いプラズマ電流を長時間維持することを目指します。

進捗状況の様子は、JT-60SA 公式SNSからも、ご覧いただけます。

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令和6年8月23日(加熱装置の接続開始)

プラズマを高温にするために必要な加熱装置のうち、超高速な粒子ビームを入射する装置の準備が始まりました。まずは、加熱装置とJT60SAの間の狭い領域に、慎重に接続部を取り付けしていきます。

https://x.com/NakaQst/status/1826813223099924792

令和6年8月7日(磁場補正用コイルの取付開始)

高性能プラズマを維持するための磁場補正コイルの取り付け作業が始まりました。真空容器の外から中まで補助レールを設置し、四角いコイルをレールに乗せて真空容器内に持ち込み、微調整しながら精密に定位置へ取り付けます。

https://x.com/NakaQst/status/1821015456536522936

 

令和6年7月30日(磁場補正用コイルの取付準備開始)

磁場補正コイル用電源の受入試験が完了し、真空容器内に磁場補正用コイルの取り付け準備が始まりました。高所部分は、容器上部に設置したクレーンで台座を一つずつ丁寧に取り付けていきます。

https://x.com/NakaQst/status/1818083611364696380

 

令和6年6月28日(磁場補正用電源の据付け)

JT-60SAの超高温プラズマでは、磁場が乱れてプラズマが維持できなくなることがあります。この磁場の乱れを補正するコイルの電源を設置し、欧州と協力し受入試験が完了しました。

https://x.com/NakaQst/status/1806527763610046672

 

令和6年5月31日(ポートの取付け)

JT-60SAの真空容器外側では、加熱装置と真空容器を繋いだり計測器を挿入するためのポートの取付作業が始まりました。

https://x.com/NakaQst/status/1796339849928298732

 

令和6年5月21日(真空容器内部の計測)

レーザートラッカー(三次元計測機)で対象物にレーザーを照射し、立体で複雑な形状の真空容器の寸法を正確に計測します。この結果を基に容器内機器の位置を決めます。

https://x.com/NakaQst/status/1792717754543542355

 

令和6年5月16日(大量ガス入射装置の開発)

超高温プラズマが不安定になった時でも真空容器の中を傷つけないよう、プラズマを瞬時に消滅させるため、水素と希ガス(ネオン、アルゴン等)を混ぜた大量のガスを一気にプラズマに投入するための試験を実施しました。

https://x.com/NakaQst/status/1790900129584791773

 

令和6年4月12日(真空容器の閉止板取り外し)

真空容器に出入口を作るため、外側を塞ぐ大きな閉止板を取り外しました。真空容器内に足場を組み立て、本格的な作業が始まりました。

https://x.com/NakaQst/status/1778651494595829784

 

令和6年3月18日(ビーム発生装置の組立)

ビーム発生装置(イオン源)を組み立てました。JT60SAのパワーアップに必要なプラズマ加熱装置の一つです。蜂の巣のような穴からビームを出してプラズマを加熱します。

https://x.com/NakaQst/status/1769639767090815112

 

令和6年3月8日(トムソン散乱計測装置の試験実施)

1億度を超えるプラズマの温度を計測する装置(トムソン散乱計測)の一部を欧州が製作し、ルーマニア国立研究所において試験が実施されました。斜めに傾けた細長い容器(ポートプラグ)内で、プラズマからの光をレンズで集めて計測します。

https://x.com/NakaQst/status/1765955767876894802

 

令和6年3月5日(ランチャーの引き抜き)

超強力な電子レンジ(ジャイロトロン)から、プラズマを加熱するための電磁波を入射する発射口(ランチャー)が引き抜かれました。2本の筒から電磁波を発射し、初プラズマ達成に大きく貢献しました。

https://x.com/NakaQst/status/1764910568044212450

 

令和6年2月20日(ポートプラグの引き抜き)

JT-60SAの真空容器は、ポートプラグという長尺管を外から挿入しています。潜望鏡のようにプラズマを観測するカメラなどが入った超精密機器のため、一番最初に丁寧に引き抜きます。

https://x.com/NakaQst/status/1759804674151186828

 

令和6年2月14日(真空容器内の作業開始)

JT-60SAの真空容器内の作業が始まりました。高さ約6mの空間に足場を組み立て増力作業を行います。

https://x.com/NakaQst/status/1757641687189561446

 

令和6年2月6日(真空容器内作業の準備開始)

JT60SAの真空容器内作業の準備が始まりました。1億度にも達するプラズマを閉じ込めるため真空容器を改良します。1億度は、太陽よりも高温になります。

https://x.com/NakaQst/status/1754692221906141403

 

令和6年1月22日(増力作業の部品搬入)

増力作業に向けた準備が始まり、部品が搬入されました。

https://x.com/NakaQst/status/1749339863655313775

 

 

 

 

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