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先進プラズマ研究開発

第23回 若手科学者によるプラズマ研究会 開催のご案内

掲載日:2021年3月19日更新
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【本研究会は終了いたしました】

将来のプラズマ・核融合研究を担うのは、現在の若手科学者です。若手科学者が行っている研究を紹介し合い、将来を見据えた研究の方向性や他分野への広がりについて活発な意見交換や議論を行う場として、量子科学技術研究開発機構では若手科学者の方々による研究会を毎年開催してきました。昨年度は新型コロナウイルス感染症に関する状況を鑑みて延期という対応を取りましたが、本年度は延期していた第23回若手科学者によるプラズマ研究会を下記の要領にてオンラインで開催します。皆様のご参加をお待ちしております。

量子科学技術研究開発機構 核融合エネルギー部門 先進プラズマ研究部
井手 俊介

主題:核融合炉を構成する多様な要素における研究の集結 – ONE TEAM 原型炉に向けて -

核融合炉は、炉心プラズマや炉壁、計測・加熱装置、そして核融合炉と研究者を繋ぐ情報通信機器などの多様な要素から成立する極めて複雑なシステムです。これまで「若手科学者によるプラズマ研究会」では、幅広い研究領域を取り扱い、核融合炉の実現を志す若手科学者が集まって分野横断的な若手のネットワークを広げる場を提供して参りました。核融合炉を構成する各要素において、核融合炉実現に向けた個々の目標を達成するために、これまでに多くの研究成果や技術革新が蓄積されてきました。その一方で、各要素で得られた実績を統合し、核融合炉という一つのシステムとして考えた時に、矛盾なく実現可能であることを示すことが重要な課題となっています。この課題には研究領域の垣根を超えて取り組む必要があり、統合コミッショニングが順調に進むJT-60SAや研究計画の策定が本格化しているITER、炉設計及び炉工学R&Dが進展している原型炉などの次期装置において、研究活動の主力となる若手研究者が協力体制を構築することが不可欠であると考えています。

そこで、今回の研究会では「核融合炉を構成する多様な要素における研究の集結 – ONE TEAM 原型炉に向けて -」を主題として、各要素での研究領域における現状や課題を共有し、核融合研究分野が団結して、核融合炉の実現に向けた道筋をつけることを目指した研究発表と議論を行います。一般講演に加えて、炉工学・物理の研究領域から次期装置に向けた研究の招待講演を行います。各自の研究領域に留まるだけでは掴めない核融合研究の全体像を把握し、次期装置を担う若手研究者の皆様が核融合炉実現に向けた研究を遂行する一助となればと考えています。

参加を希望される方は、参加申込みフォーム(参加申込みフォーム [Excelファイル/19KB])をダウンロードしていただき、必要事項をご記入のうえ、2月19日(金)迄に電子メールで下記連絡先へ送付願います。ご不明な点につきましては下記までお問い合わせください。

なお、本年度の研究会はオンラインでの開催となるため、ポスター発表は行わず、口頭発表のみとさせていただきます。

 
開催日時 令和3年3月16 - 17日(火 - 水)
開催場所 オンライン
ホームページ https://www.qst.go.jp/site/jt60/5287.html
連絡先

〒311-0193 茨城県那珂市向山801-1
量子科学技術研究開発機構  先進プラズマ研究部内
若手研究会事務局   隅田脩平、成田絵美、宇藤裕康
電話:029-270-7023   FAX:029-270-7419
電子メール:plasma-wakate2021@qst.go.jp

参加申込みフォーム 参加申込みフォーム [Excelファイル/19KB]
申込み〆切 令和3年2月19日(金)

招待講演者リスト

  • 坂本 宜照(量研)
    「核融合原型炉の概念設計の現状と課題」
  • 近田 拓未(静岡大学)
    「先進ブランケットにおける機能性被覆の研究開発」
  • 井手 俊介(量研)
    「ITERとJT-60SA各計画と現状について」
  • 星野 一生(慶應義塾大学)
    「周辺ダイバータプラズマの統合シミュレーション解析」
  • 山中 顕次郎(国立情報学研究所)
    「ITER遠隔実験センター(REC)に向けた長距離高速データ転送の研究開発」
  • 藤原 英弘(三菱重工業)
    「ITER TFコイル製作完成を支えた製造技術について」
  • 冨樫 央(日立製作所)
    「日立製作所における核融合開発への取組み」

研究会プログラム

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