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先進プラズマ研究開発

第27回 若手科学者によるプラズマ研究会

掲載日:2024年12月25日更新
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 将来のプラズマ・核融合研究を担うのは、現在の若手科学者です。若手科学者が行っている研究を紹介し合い、将来を見据えた研究の方向性や他分野への広がりについて活発な意見交換や議論を行う場として、量子科学技術研究開発機構では若手科学者によるプラズマ研究会を毎年開催しており、今回で27回を数えます。若手科学者自身の企画した主題を共通の興味の中心に置いて熱く議論するとともに、若手科学者間の交流を広め、また深めてください。皆様のご参加をお待ちしております。

量子科学技術研究開発機構 那珂フュージョン科学技術研究所 先進プラズマ研究部長

鈴木 隆博

主題:核融合炉実現に向けた核融合プラズマ研究の課題の整理と解決

 昨今、核融合エネルギーの早期社会実装の気運が高まり、世界中で産学官問わず様々な立場から、発電実証に向けた取り組みが活発化しています。しかし、いざ核融合プラズマの物理・工学的な研究を深めると、核融合プラズマ自身の不思議さ・面白さに心を奪われ、ともすれば、次はどの方向に自身の研究の舵を切ることが「核融合炉実現に向けて」という文脈の中では好ましいのか、見失ってしまうこともあるかもしれません。それほどに核融合プラズマという研究対象は魅力的です。

 そこで、今回の研究会では「核融合炉実現に向けた核融合プラズマ研究の課題の整理と解決」を主題として、核融合炉実現を志向するとき、どのような課題が解決されるべきなのか、またそれに対してどのように取り組んでいくのか、見つめ直したいと思います。核融合プラズマ研究に関わる様々な分野の若手科学者の皆さんと、分野横断的な視点で課題を整理し、その解決に向けて議論を深めましょう。本研究会では、核融合炉実現のための課題の整理や解決に取り組む科学者の方々からの招待講演を行います。加えて、核融合に関連する幅広い研究領域を対象とした一般講演を広く募集します。本研究会が、核融合プラズマ研究の現状を俯瞰し、今後、若手科学者自身が解決すべき課題や核融合炉実現に向けた道筋を改めて考える一助となれば幸いです。なお、JT-60SA装置を含む施設見学も予定しています。ぜひご参加ください。

 参加を希望される方は、下記ホームページの参加申込みフォームより、令和7年1月31日(金)迄にお申し込みください。また、一般講演される方は、併せて予稿テンプレート等もダウンロードしていただき、ご記入のうえ令和7年2月7日(金)迄に電子メールでご送付ください。交通費・宿泊費の支給が可能です。(財源が限られているためご希望に添えない場合もあります。詳細はお問い合わせください。)なお、研究会では幅広く知見を共有するための口頭発表と、より詳細な議論のためのポスター発表を合わせてお願いしていますが、研究歴の浅い学部学生の方などはポスター発表のみ、聴講のみのご参加も歓迎しますので、ぜひご検討ください。その他、ご不明な点につきましては下記までお問い合わせください。

 
開催日時 令和7年3月5日(水)~ 3月7日(金)
開催場所  那珂フュージョン科学技術研究所 (茨城県那珂市向山801-1)
ホームページ

https://www.qst.go.jp/site/jt60/wakate-27.html

連絡先

〒311-0193 茨城県那珂市向山801-1
量子科学技術研究開発機構  先進プラズマ研究部内
若手研究会事務局  小島 信一郎、杉山 翔太、柳原 洸太
電話:029-277-6672
電子メール:plasma-wakate2025@qst.go.jp

参加申込みフォーム

https://forms.gle/94T1GgbrTn9HFoQW6

予稿テンプレート

予稿テンプレート [Wordファイル/1.36MB]

アンケート

https://forms.gle/XGwK6ntMNbz2BbyQ9

申込み〆切 令和7年1月31日(金)
予稿&アンケート〆切 令和7年2月7日(金)

 

招待講演者リスト(五十音順)

  • 今寺 賢志 (京都大学大学院)
  • 大宅 諒 (九州大学大学院)
  • 坂本 宜照 (量子科学技術研究開発機構)
  • 鈴木 康浩 (広島大学大学院)
  • 寺井 隆幸 (エネルギー総合工学研究所)
  • 松山 顕之 (京都大学大学院)