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実施手順(エンドトキシン簡便法)

掲載日:2024年9月26日更新
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​実施手順​

核医学会が提唱するエンドトキシン簡便法とは以下の通りです。

​​保存検量線を作成する。

3日間、3濃度(0.01-0.1-1 EU/mL)のエンドトキシン溶液(各n = 2)とNC(陰性コントロール、n = 2)を測定。

(保存検量線の必要条件)

  1. ​保存検量線はライセート試薬のロットごとに作成する。
  2. 測定日毎の検量線の相関係数が -0.980以下であること、かつ、3日間測定した全点を用いた検量線の相関係数が -0.980以下であること。

毎回の測定で以下の検体を測定する。

  1. PC(0.1 EU/mLのエンドトキシン溶液)n = 1
  2. PPC(0.1 EU/mLとなるようにエンドトキシンを添加した薬剤溶液)n = 1
  3. 薬剤溶液 n = 2 (合計4本を測定)

(試験が有効になるには・・・)

  1. PCの濃度換算値が0.075-0.133 EU/mL
  2. PPCの濃度換算値から、薬剤溶液の濃度換算値を差し引いた値が0.05-0.2 EU/mLである。

 試験が有効である時、薬剤溶液の濃度換算値がエンドトキシン規格値未満であれば合格。

  • ライセート試薬のロットごとに保存検量線を作成する
  • 保存検量線の妥当性を示す (例えば相関係数の絶対値を規定するなど)
  • 測定操作はプロトコルに厳密に従って行う
  • 毎回の測定条件の妥当性を示す (例えばPCの回収率を規定するなど)

エンドトキシン簡便法の実施手順については、日本核医学会のホームページ院内製造 PET 薬剤のエンドトキシン簡便法のご紹介をご参照ください。(量子科学技術研究開発機構外のページが開きます)