学会製造基準に準拠するための費用
学会製造基準に準拠するためには、構造設備の改修(または新設)や設備機器の購入・校正等に費用がかかります。構造設備の改修は施設ごとにことなりますが、設備機器の購入・校正については、下記の概算を参考にしてみてください。
<機器購入費用>2015年3月時点の価格を基準に算定しています。
機器 | 価格 |
---|---|
フィルター完全性試験装置 | 約 ¥700,000(マニュアルの場合 約 ¥20,000) |
パーティクルカウンター | 約 ¥600,000 |
エアサンプラー | 約 ¥600,000 |
温度データロガー |
約 ¥90,000 (冷蔵庫用、冷凍庫用、環境検査用インキュベータ用、無菌試験用インキュベータ用×2の台数分が必要) |
無菌試験用インキュベータ | 約 ¥300,000(温度設定が1つしかできないタイプの場合は2台必要) |
環境試験用インキュベータ | 約 ¥300,000 |
校正証明書付標準温度計 (温度データロガーの校正を自施設で実施する場合) |
-50℃~0℃:約¥60,000 0℃~50℃:約¥30,000 |
<設備・機器の適格性確認・校正費用>
機器名 | OQ・点検・校正 | 頻度 | 備考 |
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パーティクルカウンタ | 点検(校正含む) | 年1度 | (¥50,000~¥60,000) |
エアサンプラー | 点検(校正含む) | 年1度 | (¥50,000) |
温度データロガー(Thermo Recorder等) | 校正(標準温度計で自施設でも可能) | 年1度 | (¥35,000) (自施設実施の場合は設置場所によって標準温度計を2種類購入) |
ホットセル(HEPAユニットが設置されている場合) | OQ | 定期清掃時(年1度) | HEPAユニット性能評価(他の点検なしで¥50,000) |
安全キャビネットまたはクリーンベンチ(アイソレータ) | OQ | 定期清掃時(年1度) | HEPAユニット性能評価(他の点検なしで¥50,000~¥90,000) |
天秤 | 校正 | 使用時及び 年1度 |
校正は施設で実施可能(標準分銅を別途購入し、皿上5点測定) |
フィルター完全性試験装置 | 点検(校正含む) | 年1度 | (¥60,000) |
ドーズキャリブレータ | 校正 | 年1度 | (¥63,000) |
トキシノメータ | OQ | 年1度 | (¥300,000) OQは施設で実施可能 |
HPLC | OQ | 年1度 | (¥260,000 ~¥380,000) |
<衛生管理経費>
無塵衣(毎回更衣、2名、常時着用、週1回クリーニング、200日/年) ¥130,000 <内訳> 無塵衣購入:¥8,000×10着=¥80,000 クリーニング:¥500×2名×50回=¥50,000 |
滅菌手袋(毎回着用、2名、2回履き替え、200日/年) ¥80,000 <内訳> 滅菌手袋購入:¥100×2名×2回×200日= ¥80,000 |
クリーンシューズ(毎回使用、2名、週1回クリーニング、200日/年) ¥110,000 <内訳> クリーンシューズ購入:¥6,000×10足=¥60,000 クリーニング:¥500×2名×50回=¥50,000 |
マスク(毎回使用、2名、2回付け替え、200日/年) ¥1,600 <内訳> マスク購入:¥2×2名×2回×200日=¥1,600 ※滅菌済みのマスクは約¥20/枚 |
落下菌・付着菌用培地(延べ6箇所、200日/年) ¥600,000 <内訳> 培地購入:¥250×2枚×6箇所×200日=¥600,000 |
エアサンプラー用培地(1箇所、2週ごと、200日稼働/年) ¥6,300 <内訳> 培地購入:¥250×25週=約¥6,300 ※エアサンプラーの機種によっては、専用培地¥650/枚が必要 |
清掃用具モップ、不織布、消毒用エタノール ¥140,000 <内訳> モップ+不織布購入: ¥40,000 消毒用エタノール+消毒用不織布購入: ¥100,000 |
定期清掃+定期環境モニタリング+空調機OQ ¥700,000 <内訳> 部屋/30~40m2程度のホットラボ室、ホットセル4~6気室、前室 空調/HEPAユニット3機分(OQのみ、交換なし) グレードA機器/2~3台(OQのみ、交換なし) 総費用: ¥600,000 交通費: ¥100,000 |
2016年掲載