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エンドトキシン測定用ライセート試薬の吸湿による溶解度の低下(お役立ち情報)

掲載日:2024年9月26日更新
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​エンドトキシン測定用ライセート試薬の吸湿による溶解度の低下

吸湿すると、ライセート試薬が溶けにくくなります。

写真では判別しにくいですが、試薬が溶け残っています。冷蔵庫から取出しすぐに開栓した後、長時間室温放置したライセート試薬に注射用水を200µl添加し、ミキサーで5秒間撹拌。
目視で溶け残りが確認(写真の赤丸内が溶け残り)。

エンドトキシン試験tチューブ内気泡

参考:長時間室温放置後に開栓したライセート試薬では、きれいに溶けます。

メーカーによると、試験管が室温に戻る前にライセート試薬を開栓すると、試薬が吸湿して溶解しにくくなることがあり、また、ライセート試薬を室温に戻してから開栓した場合でも、開栓状態での放置時間が長くなると、外気の湿度条件によって吸湿する場合があるとのことです。吸湿によるデータ逸脱のリスクを減らすためにも、試薬は室温に戻った事を確認してから開栓し、開栓後のライセート試薬は早めに使用された方が良いでしょう。

エンドトキシン試験において、試薬が解け残ったことはありますか?
冷蔵庫から出してすぐ開栓していませんか?
室温にもどしてから開栓しても、開栓後長時間おいていませんか?
もし、試薬の溶けにくさを感じたことがありましたら、上記の可能性を検討しましょう。

太陽

2015年掲載


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