量子科学技術研究開発機構核融合エネルギー研究開発部門六ヶ所核融合研究所核融合炉システム研究開発部プラズマ理論シミュレーショングループ(平成28年4月、量子科学技術研究開発機構に統合移管)では、平成8年度より数値トカマク(NEXT)計画を推進しています。
この計画は、超並列計算をはじめとした近年の計算科学の著しい発展を背景に、プラズマの振る舞いを規定している基礎方程式にできるだけ忠実に従うことにより、プラズマ中で展開している現象を計算機上に再現し、核融合プラズマの複雑現象の物理的解明を図ることを目的としています。国際核融合エネルギーセンター・計算機シミュレーションセンターで運用されている大型計算機HELIOS(2012/1-2016/12),SELENE(2017/4-2018/3)及びJFRS-1(2018/6-)を有効利用し、重要課題である、閉じ込め輸送過程、電磁流体力学(MHD)過程、及び境界層・ダイバータプラズマ過程の研究を中心として推進すると共に、これらの過程を横断的に取り扱う試みも始まっています。
IFERC-CSC HELIOS(平成24年4月-平成28年3月、愛称:六ちゃん)、JFRS-1(平成30年6月一般利用開始、愛称:六ちゃんII)等を有効利用し、理論シミュレーション研究を展開しています。