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先進プラズマ研究開発

第16回 若手科学者によるプラズマ研究会 開催のご案内

掲載日:2018年12月26日更新
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【本研究会は終了いたしました】 

将来のプラズマ・核融合研究を担うのは、現在の若手科学者です。若手科学者が行っている研究を紹介し合い、将来を見据えた研究の方向性や他分野への広がりについて活発な意見交換や議論を行う場として、日本原子力研究開発機構では若手科学者の方々による研究会を毎年開催しています。第16回の研究会を下記の要領にて開催しますので、皆様のご参加をお待ちしております。

日本原子力研究開発機構 核融合研究開発部門 先進プラズマ研究開発ユニット長
鎌田 裕

主題:プラズマ輸送・閉じ込め物理の総合的理解に向けた予測・検証手法の進展

これまで「若手科学者によるプラズマ研究会」では、主にトーラス型装置におけるコア・周辺プラズマから加熱・制御・工学技術まで幅広い研究テーマを取り扱い、核融合炉の実現を志す若手科学者が集まって分野横断的な若手のネットワークを広げる場を提供して参りました。現在ITERやJT-60SAが建設中ですが、それらの放電を予測する能力は装置完成前に確立しておくべきものだと考えられています。有力な手法は既存のデータに基づくスケーリングですが、並行してプラズマを支配する物理をより一層深いレベルで理解し、それらに基づく物理モデルを用いることで予測の精度や正確性を高めることが必要です。“急がば回れ”という言葉が示すとおり、個別要素の着実な理解の積み重ねの上にこそ多階層性を持つプラズマの総合的理解が有り、その結果として予測能力の向上があるのだと思います。そのためには、実験装置で作られるプラズマをあまたの手法により計測し解析することと、数値シミュレーションやモデル化技法などを駆使して理論・数値的にプラズマ物理の理解を進めること、さらにはそれらによって得られた成果を反映した予測手法の検証を同時に進めて行くことが不可欠であると言えます。現在これらの課題に取り組んでいる若手研究者が互いの研究成果を発表し合い相互理解を深めることで、当研究会を触媒とした新しい物理の理解と協力関係が生まれ、核融合炉の実現へと繋がる“道”になることを願っています。

そこで、今回の研究会では「プラズマ輸送・閉じ込め物理の総合的理解に向けた予測・検証手法の進展」を主題として、乱流や輸送分野を中心としたプラズマ閉じ込め物理の理論的理解の進展や数値モデリング開発の最新状況、それらの検証を支えるプラズマ計測や解析の技術・手法の発展などの研究発表と意見交換を通じて、今後の研究に資していただくとともに各分野で話題となっている重要な研究課題に接する機会になればと考えています。

参加を希望される方は、参加申込みフォームをダウンロードしていただき、必要事項をご記入のうえ、2月3日(日)迄に電子メールで下記連絡先へ送付願います。ご不明な点につきましては下記までお問い合わせください。旅費につきましては財源が限られているためご希望に添えない場合もありますのであらかじめご了承ください。

なお、本研究会では幅広く知見を共有するための口頭発表と、より詳細な議論のためのポスター発表を合わせてお願いしています。ポスター発表で講演者が不在とならないよう2人1組での参加をお願いしていますが、1名での参加も可能です。

開催日時 平成25年3月4 - 6日(月 - 水)
開催場所 日本原子力研究開発機構 那珂核融合研究所(〒311-0193 茨城県那珂市向山801-1)
ホームページ https://www.qst.go.jp/site/jt60/5287.html
連絡先 〒311-0193 茨城県那珂市向山801-1
日本原子力研究開発機構  先進プラズマ研究開発ユニット内
若手研究会事務局  本多充、白石淳也、相羽信行
電話:029-270-7352、FAX:029-270-7419
参加申込みフォーム wakate16_form.xlsx
申込み〆切 平成25年2月3日(日)