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先進プラズマ研究開発

JT-60制御 | 実験データを保存する

掲載日:2018年12月26日更新
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実験データを保存する

JT-60のデータは、実験が終了すると放電番号と共に一カ所に収集される。放電番号で識別される数多くのファイルは、多数の計測点データの集合から成っている。実験は1日約40放電(ショット)行われるため、既に膨大なデータが保存されている。これらのデータは、いわばJT-60の生産物である。
JT-60の実験運転の進捗に伴い、これらのデータは単調増加していく。これらを一つ一つ適正に管理・保存し、ファイルの使用状況の把握やデータ修正など、運用を管理する作業が簡単確実に出来なければならない。また、実験結果を素早く解析するためには、これら大量のデータの中から任意のデータを効率よく取り出すインターフェイスが必要となる。これら実験データそのもの、データの運用管理機能、インターフェイス機能を総称して実験データベースと呼んでいる。
実験データベースのハードウェア構成は、各装置・機器等から収集されたデータをデータベースの形に変換する「全系データベース創成サーバ」とデータベースを管理・格納する「JT-60実験データベースサーバ」、並びにデータベースを利用して各種解析計算を行う「解析サーバ」等が、高速光通信ネットワークにて接続されている。下図はその概念的構成を示す。
実験データベースを利用するユーザは、予め用意された実験データベース取得用プログラムを使用し、解析サーバーやワークステーションから簡単にデータ取得が出来る。

実験データを保存する手順の図